ベッドの販売方法にも各お店によって色々と違うようで
最近聞いた面白い販売の方法は
マットレスをダ―と売り場に並べ、上からシーツを掛けメーカーや型がわからない状態で
心行くまで体感してもらい、お客さん自身が数種類に絞り込んだ中から最終的に説明し
販売する、頭のいい販売方法だと思います
これだと、お客様が商品を絞り込まれるまでの接客が不要ですし、絞り込み後
成約までの時間も短縮できるでしょうし、何よりもお客さん自身が「自分で決めた」感が強いため
少なくとも購入時の満足度は高いと思います、そのあとはわかりませんが・・・
でも、この話を薬に置き換えてみたらどうでしょう?
マットレスと薬は似ているような気がします
マットも薬もちょっと寝転んだり、なめて見るくらいでは、あるいは症状によっては長期間飲んでみないと
効き目はわかりません
薬屋さんに行って、ダ―と売り場に薬が並べてあり
薬剤師さんが、「お好きに一口なめてみて、良いと感じたものを絞り込んでから声をかけて下さい」なんて言われたらどうします?
仕方が無いので片っ端からなめてみたとします
苦い薬、甘い薬、臭い薬、無味無臭の薬、見た目派手な物、そうでないもの、ベッドに無理やりこじつけるのなら
腰痛の薬、肩こり、頭痛の薬、不眠症の薬、疲労回復の薬等々
はたして一口なめてみただけでわかるでしょうか?
わかる方は薬剤師になれますね(笑)
結局、素人考えで苦いより甘い、なんとなく地味なものより派手なもの、メーカー名がわかるとすれば
ノンブランドより、なんとか製薬のロゴマークが付いている方を選んでしまうと思います
しかしマットレスもそうですが、仮に健康体の方であっても間違った薬を飲み続けると
体調を崩したり、持病が腰痛なのになんとなく感覚で選んだ薬が、風邪薬だったりしたら
笑えませんし、副作用がきつい場合悪化するかもしれません
でも、自分で選んだのだから文句は言えません・・・・・
腰痛の方にはこれ、肩こりの方にはこれ、疲労回復にはこれ、と対面接客販売が嫌われ、うるさがられても
ベッドも薬も深い経験と知識から、「これが良い」とある程度責任をもってオススメ出来る能力が必要だと思います
悪いように書いたかもしれませんが、個人的には大変興味があり
一体どんなマットレスをお客さんは選ぶのだろう? 知りたいです・・・・
当店でも一度実験的にやってみようかな?・・・・
「自身で選ぶ、マットの自動販売機コーナー」 とでも看板をかけて・・・
でもたぶん無理でしよう・・・
せっかくお客さんが選んだマットレスでも、変なものだったら 「お客さん、やめた方が・・・・」
いらんこと言って、よけいに時間がかかってしまうでしょう(笑)