どんなに大人気で、どんなにロングセラーの商品でも、いずれ廃番になります
あるいはマイナーチェンジを含めたモデルチェンジを行います
メーカーが廃番やモデルチェンジを行う理由は、売れなかったあるいは、売れ行きが悪くなった等々の理由が
主だと思いますが
意外と「飽きてきた」というのもあると思います
商売をしている人は実感としてあると思いますが、同じものをずっと売り続けていくと
マンネリ化してきて、販売意欲自体が低下してしまう物なんです
ですから、廃番とまでいかなくても、パッケージを変えてみたり、薬だったら名前の後に「α」とか「R」とか
たいして変わっていないのに(笑) ネーミングを変えてフレッシュアップを図ったりします
そして、もうひとつの隠された理由、それは・・・・
値上げの口実です(笑)
同じものを来月から10%値上げします、と言うと消費者も我々も反発しますが
例えばベッドのマットレスならば、内部がこういう風に使用変更になったので、来月から定価が1万円上がります
と説明されると、なんとなく納得させられてしまいます
でもマットレスのことを知るほどに、このモデル(マイナー)チェンジによる値上げはおかしいんじゃない?
と考えられる物も少なくありません
だって明らかにモデルチェンジにより性能、品質がダウンして、しかも値上がりしているんですから
これらの品のことを我々は「スーパーのコロッケ」と呼んでいます
えっ? どういう意味かですって?
スーパーの総菜売り場で売っているコロッケが、価格が10円値上がりしてしかもサイズが小さくなっている
みたいなものだからです(笑)
この「スーパーのコロッケ」、ほぼ毎日のように「これがほしいのですが・・・」 とお問い合わせいただきます
ホントのことを行ってよいものか いつも頭をよぎりますが、世のため人のため
「スーパーのコロッケですよ」と言ってしまいます・・・・・
すると横で聞いている若いスタッフから「また社長いらんことをお客さんに言うて~」と
白い目で見られます