サータ、シーリー、日本ベッド、シモンズ、フランスベッド たくさんのメーカーがあり
それぞれのメーカーが、これまた多数のマットレスを販売しています
これらのメーカーがそれぞれに販売するマットレスには、大きく分けて三つのグループが存在します
① メーカー定番マットレス (メーカー正規品)
基本的にそのメーカーと取引をしていれば、すべての家具店で取扱でき販売することが可能なマットレス
② 準定番マットレス (メーカー正規品)
メーカーと、年間取引額などの一定の条件を満たした家具店のみが取扱可能なマットレス
③ 家具店とメーカーとの共同開発の「オリジナル」マットレス
大手家具店などがメーカーに依頼し、その家具店のみでしか販売していない
定番品、準定番品とは違う内部構造のマットレス
例えば A家具ならA家具でしか販売していない「シモンズのマット」やB家具でのみ販売している
「サータのマットレス」や「シーリーのマット」と言う物があるのです
ちなみに、当新井家具ベッド館にもこの「メーカーとの共同開発のマット」の販売を持ちかけるメーカーが
過去に何度か有ったのですが、私はこの
「メーカーとの共同開発のオリジナル」と言うのが大嫌い!!
なんです なぜ大嫌いなのかは後ほど書かせていただくとして
この① メーカー定番マットレス ② 準定番マットレス と ③ の 「メーカー共同開発のオリジナルマット」
は、なにか違いがあるのでしょうか
まず大きな違いは、①と②は同じものが複数のお店で取り扱いがある
ということです
しかし③はオリジナルの名前が示すように、そこでしか売っていないのです
これは大きな違いです、なぜなら③は「価格競争の原理」が働かないかいからです
商売人のホントの本音は「少しでも高く売って儲けたい」 であるし、反対にお客様は「少しでも安くいいものを買いたい」
と考えておられると思います、当たり前のことです
販売する側は、口が避けても「当店は高いです」とは言いません、たとえウソでも「当店が一番安いですよ」と
声を大にします
ところが内心では、他店でもおなじ価格あるいは、より安い価格で販売されていることを知っています
そこで、「じゃあオマケして、少しお値引きしましょう」 となるわけです
そして「価格競争の原理」に基づき、「じゃあ当店は○○円にします」 「いや当店はもっと安くします」
と言うことになり、あげくの果てには弊社のように 「他店は10万円で販売していますから、ウチは79900円です」
なんて乱暴なことをする家具店も出てくるわけです
しかし③にはそれがありません、なぜなら「そこでしか売っていないから」です
さて、ここで話は変わって
そもそも①②のメーカー定番品とはどういう商品でしょうか
一言で言うなら メーカー最大の自信作 です
その定番品の選考にあたっては、その何倍もの「定番候補マットレス」の中から議論に議論を重ね
絞りに絞り込んだ10~20数種類のマットが、各メーカーの看板とも言うべき最大の自信作「定番マットレス」
なわけです
じゃあ反対に③の「共同開発のオリジナル」とはなんぞや
ひょっとして、定番の選考からもれたマッ・・・ まさか・・・ねぇ~
先に書いた、「私が共同開発のオリジナルマット」が大嫌いで、当店に一枚も存在しない理由は
そこなんですよ
いくら大手さんが強大な販売力を持っていたとしても、メーカー全体の売上に占める割合は
多く見積もっても5%? いや10%と仮定しても、我々のような「その他大勢の家具店」の売り上げの方が
遥かに大きく、「定番マット」の販売総数と、「オリジナルマット」の販売総数は比較にもならないと思います
あくまでも私自身の考えですから、誤解のないように願いたいのですが
当店が「メーカーとの共同開発のマット」を販売するというのは、お客様を欺くこになるような気がしてなりません
だってメーカーの自信作とは違うマットレスを、お客さんに売りつけることになるとて私は思うからです
ですので、「他店とのバッティング上等!」「価格競争上等!」
「正々堂々」 メーカー最大の自信作である、「定番マットレス(正規品)」を販売したいと思います
だだし!!
「メーカーが自信を持ってオススメする理由」というのも正直、色々あるので(笑)
そこは日ごろ鍛えた選択眼で、「定番品」のなかからオススメ品を厳選する
とも付け加えておきます