あんな奴クビにしろ!!

「あんな奴、クビにしたらいいのに」

たまに社員の事を指して、別の社員が私に進言してくることがある

私は　「じゃあ首にしてどうするの」　と聞くと

「もっと仕事してくれるまともな人間を雇ってください」　と言います

組織の中で動ない、仕事をしない人間と言うのは必ず出てきます

本人は要領よく上手く立ち回っているつもりでも、ちゃんと見られているものです

しかし私は　「働きアリの原則」を信じています

100匹の働きアリの内、20匹は怠けて仕事しない・・・邪魔だ　と排除すると、残りの80匹の中でやはり20%が仕事しなくなるというあれです

そうして気に食わないからと言ってどんどん切っていくと、最後は自分ひとりになってしまう

だから必要悪・・・とまでは言いませんが、「あいつさえいなければ、もっと会社の生産性が上がるのに」

という意識を他の社員が持ってくれることで、怠け蟻の損出を補って余りある成果を出してくれる・・・と信じています

それに怠け蟻は活気にあふれ、成長している巣(会社)　からは、ほおっておいても居場所を失い時期が来れば勝手に出ていきます

少なくとも過去においてはそうでした

そしてそのうちの二匹は、他の巣に移り、そこにダメージを与えてくれるという副産物までもたらしてくれました

同業者には、気に入らない社員を切りすぎて人が足りなくなり、やむなく社長自身が配送に出なければならなくなった

という愚かなところもあるようです

ありがたい反面教師ですね