総合家具問屋の「A」 の営業マンと談笑していた時の事
話題は「A」と同じ家具問屋「B」の話に・・・
すると「A」の営業マンが言いました、「京都の複数の家具店で、Bの悪口を聞きました」と彼
なにを言っていたの と水を向けると
「Bの野郎、直販しやがって」 と怒っていたとか・・・
それで、それに対してあなたは何て反応したの と聞くと
「いえ 私は同業者の悪口は言いません」 と・・・
確かに人の悪口は言わないというのは、人にとって美徳かもしれませんが、あくまでそれはフライぺートの話
彼の会社 「問屋A」にとって問屋Bはライバル、蹴落とさなければならない敵
親の仇くらいに考えて、せっかく取引先の家具屋がBに対して怒っているのなら
「同調するなり、尾ひれ手ひれ付けて話を大きくして、問屋Bに対する
彼らの怒りをさらに増幅させるべき」
と彼に話しました
すると彼は 「なにもそんなことまでしなくても」 と言う顔をしていましたが
問屋Bが直販している、と言うのが仮に事実だとして、Bが直販した商品は、当然Bがメーカーに発注しますから
絶対にAの売り上げになることはありません
しかしBが発注しなければ、その商品は我々小売店が販売し、問屋Aに発注した可能性がある商品
ですから 「同業者の悪口は・・・」 とか甘いこと言わずに、Aには
問屋B叩きの急先鋒になってもらわねば困ります
Bが本当に関西の家具小売店から嫌われているのなら、Aにとっては好機到来
まぁトップがそこまで考えてなければ別ですが・・・
「商売敵は親の仇」 と背中で教えてくれた、祖父や親父の考えは、今では古い考えなのでしょうか
でも少なくとも、祖父や親父のころは普通に商売していたら食えた時代
今の方が遥かに厳しい状況だと思うのですが・・・