すでに廃業した家具メーカーの営業二名が弊社にやってきました
数か月前にすでに廃業されているはず、はて 何の御用・・・と思っていたら
まだ商品が大量に余っているので、買ってほしいとのこと
とりあえずタダみたいな値段で仕入れた後、メーカーから 「お願いが一つあるのですが」 と・・・
「今回の商品、ネットやチラシ広告などに、安く価格提示しないでほしい」 とのこと
なぜ 業務継続メーカーがそれを言うのなら、それもわかります
他店で10万円で販売している商品を、弊社が5万円で販売したら、10万円の家具屋は怒りますし
メーカーとその家具店の今後の関係にも響くかもしれません
しかしもうすでに廃業しているわけで・・・
ウチがネットに5万円と掲載したところで、10万円の家具屋が怒りを向けるメーカーさんはもう、存在しません
しかしメーカーさんは 「いくら廃業したといっても、これまで多くの家具店さんのお世話になった・・・そこに迷惑はかけたくない
・・・なるほど昔気質なメーカーが言いそうなことです・・・しかしその心情、理解できなくもない
「じゃあ、その10万円の大手家具店に、タダみたいな値段で買ってもらったら良いのでは」
その家具店だって、これまでそのメーカーの世話になって、商品を卸してもらっていたわけですから
しかもタダみたいな格安なんだから、仕入れてくれるでしょ
当然、最初に案内したが、買ってくれなかったらしいです
このメーカーの 「浪花節」・・・ さっきも書きましたが、理解できなくもないですが
その心情、血も涙もない大手家具店には、残念ながら届かない、響かない、通じない
しかし非常に失礼なことを言わせていただくと、この「浪花節」 を感じるメーカー、小売店こそが生き残れず、どんどんその姿を消しています
今の世情では、それは甘い考えに過ぎないという事なのでしょうか
逆に今回の大手家具店のような血も涙もない、浪花節でメシが食えるかい という考えのところだけが
生き残っていけるのかもしれません
えっ ウチですか・・・というか私ですか
う~ん・・・ 両方の考え、気持ちが理解できますから、難しいところですね