私は常々、売り上げの低下を嘆くメーカーや問屋さんなどに、
「そんなに売り上げ悪いのなら、エンドユーザーに直販でもしたらどう」 と言ってきました
家具業界も小売店の廃業や倒産で、メーカーや問屋も売り先の減少
それで火が消えてしまうのなら、せめてメーカー直販でもして賑やかしてくれる方が、まだまし
そう言うと、 「そんなこと言ってくれるの、新井家具さんだけですよ~ メーカー直販なんてしたら、他の小売店は目くじら立てて
怒ります」 そう言っておられましたか゛、お尻に火がついて来たのか、背に腹は代えられないのか
直販を始めるところがポツポツと出てきました
確かに弊社はメーカー直販、問屋直販を肯定するような発言をこれまでしていましたが、
それで本当にメーカーや問屋が直販を始めたら、それは弊社に取っての 「仇敵」 以外の何物でもありません
そりゃあ当然です、例えればいくら同じ野球チームの 「元同僚」 でも、他球団に移籍したら 「仇敵」
私なら迷わずデットボールをぶつけてやりますし、親友でもリングで相対したら、マウント取ってボコってやります
私がボコられる方かもしれませんが
少し昔、地方メーカーに仕入れに行くと 「ウチは○○(在阪の問屋) に商品を卸しているので、小売店に直卸はできない」
と断られたものですが、ほどなくして家具問屋の力が衰えていくと、「問屋を飛ばして、小売店直卸もオッケーです」
と言い出すメーカーが、徐々に増えてきました
つまり、その頃からメーカーが家具問屋を嘗め始めた、という事です
そして今度は、我々小売店が嘗められ始めた、という事です
嘗められる方が悪いのか 嘗められる小売店が情けないのか
どちらにしても、メーカーも問屋も、そして我々小売店も生き残りを掛けて、皆必至という事ですね・・・
そんな状況でも、心に余裕を持つことは大切で、明後日から3日間 臨時休業して皆で遊びに海外へ行く、弊社なのでした