総合家具のメーカー 「カリモク」
カリモクがブックカバー等の小物を販売しているって、ご存知でしたか
ソファーなどを製造した時に出る、本革の端切れ、本来ならば廃棄してしまうものです
それを加工して、ブックカバーや名刺入れなど、小物を造り、限定で販売しています
昔、桐ダンスの職人だったウチの爺さんが。よく言っていました
「歩留まりの良いメーカーは、伸びる」
歩留まりとは、簡単に言うと材料を少しも無駄にしないという事
親父も私が業界新人の頃、よく地方の家具メーカーの展示会などで、ショールームに入る前に、メーカーの工場を見に行き
この 「歩留まり」 をチェックしては 「ここのメーカーは材を無駄にしている」 反対に
「ここのメーカーは歩留まりが良い」 なんてチェックしてましたね
カリモクさんほどの、日本最大手と言ってもいいほどのメーカーが、材を無駄にせず
ある意味商魂たくましく、廃材でも利益を生もうとする
それでも良いんだけど、私だったら
「ご注文いただいたソファーをお造りした際に出た 「端材」 で作った、ブックカバーです」 とか
「ご注文のテーブルを制作した際に出た 「端材」 で造ったお箸です」 とか言って
購入いただいたお客様に差し上げるとかするけどなぁ~
自分がこれから長年使う家具、それを作ったときの「端材」 でできたグッズ
なんか大げさに言うと、ロマン感じてますますカリモクのファンになると思いますよ