お得度を伝える手法

家具業界 (に限らないと思う) では、価格提示に関して最低限の暗黙のルールが存在します

例えば取り寄せ未開封の商品を、「定価の半額」 などとネットや広告媒体で謳うと、必ず目ざとい他店からクレームが来ます

これは商品のブランド力が強ければ強いほどそうなります

ところがそこに 「現品処分」 とか 「アウトレット品」 という文言が付けば、大抵のメーカーは問題がなくなります

だから弊社の場合 新井家具 本館も 新井家具 ベッド館も、本当は新品取り寄せ品なのに、敢えてアウトレット品、現品処分と謳い

アウトレットコーナーに掲載するという苦肉の策を取っています

どれがその商品であるのかは、内緒です   ヒントは、かなり安いけど、アウトレット品(本当の) よりはチト高い

そりゃあそうです、新品なんですから

ただこの販売スタイル、いくつかのデメリットがあります

「いくら安くっても現品はいや」 というお客様、ウエブ画面上では「アウトレット品」 となっていますから

鼻っから購入対象にはならず、お問い合わせもいただけない

お問合せいただければ、「アウトレット品というのまは、実は(上に書いたような理由で) ウソなんです」

とお伝えする機会もあるんですが・・・

次に、本当のアウトレット品より安くない

普通、取り寄せ品が20%引きの商品があったとして、そのアウトレット品の場合、定価の半額とか

ダメージの程度によっては6割引きとかになっています

でも上記のウソのアウトレットの場合、4割引きとかが限界・・・・・それでも十二分に安いのですが

お客さんはその品を 「アウトレット品」 ととらえておられるので・・・「な~んだアウトレットのわりに安くないじゃん」

となってしまいます

そして仮に上記の理由をご説明しても主旨をご理解いただけず 「何か裏があるんじゃあないの」

と胡散臭いと感じる疑り深いお客様(笑) もおられ・・・  思ったほど売り上げにつながりません

しかし  それについて、先日長時間お話しする機会があった、車屋さんの社長の話がヒントになりました

今後、アウトレット品と偽って販売してもいいくらいのお得な品が出てきたら

色々と試してみようと思っています

東京関東のお客様へ

新井家具東京汐留ショールームへ、ぜひお越しください!