さて糖質制限を行うと決めたが、なにせ入院中の身(笑)
三度出される食事は、もはや自分にとっては殺人食(笑) に見え、食べたくない
調理師さんとお百姓さんに申し訳ない、と思いつつ糖質の少ない献立だけ食べ、あとは捨てた
代わりにスタッフや家族に頼んで、チーズやマヨネーズ、ゆで卵など糖質の少ないものを買ってきてもらった
車いすでの移動が許されると、自分で院内のコンビニで食材を仕入れたりもした
すると効果は驚くことにすぐに表れた
今から考えると当たり前なのだが、糖質をカットしているうえに、血糖値を下げる薬を飲んでいるのだから・・・
でもこれは非常に危険なことだと知るのは、ずっと後のこと
糖質制限が危険なのではない、投薬と同時に行うと、下手をすると血糖値が下がりすぎ、高血糖より怖い低血糖症になる
可能性がある
でもおかげで、血糖値は安定しとりあえずインシュリン注射は打たなくってよくなった
幸か不幸か、自分は低血糖症にはならなかった・・・なにせ元が高かったから(笑)
驚いたのは担当医と看護婦 「新井さん、血糖値が安定してきましたね」
「体重も順調に減ってきていてるし、このまま頑張りましょう」
これでとりあえず、私の体の中の血管は、血糖値上昇によるダメージ(血糖スパイク) が起きなくなった
そう考えると、なんだか希望が湧いてきた
つづく