営業マンがやってきて、「ヒマで仕方ない、どんなベッド(フレーム) を作ったらいいか教えてほしい」
私は 「新しいベッドを造るより、今あるベッドのこれこれこういうところを改良すると売り上げが最低1.5倍になりますよ」
と答えました
私の言い方が、余りにも自信たっぷりに言いきったので、営業も 「ホントですか」 「作ったら絶対に1.5倍売ってくれます」
と、口からツバを飛ばして 聞いてくるので
「無理ですね」 と冷たく答えました
なぜなら、そのベッドを仕入れるときに、同じことを散々指摘し、「ここをこうすればもっと売れる」
つまり同じことを伝えましたが、全く改善されませんでした
その後、その商品はお客様からたくさんの問い合わせをいただきましたが、結局は私が指摘した 「短所」が災いして
売れが遠のく・・・・・その部分以外は良い品なだけに、誠にもったいない
じゃあなぜ改善するといっているのに、もはや1.5倍売れることは無いのか
一向に改善されないので、他のメーカーに指摘部分の短所を改善した商品を製造依頼し
それがもうすぐ上がってくるからです
そう営業マンに告げると 「そんな 殺生なぁ~」
この営業マンはすっかり忘れていますが、その短所を指摘したのは、今回で3回目
もうすぐ他メーカーから商品が上がってくるのに、あえて短所を指摘したのは、もちろん 「懲らしめるため」
他メーカーに売上をとられる様を、指をくわえて見てりゃあいいんです
これに懲りて、今後は私の意見にも熱心に耳を傾けることでしょう
そして売上を取り返す手段は、ただちに短所を改善した品を造り
後発のメーカーの価格より好条件で弊社に提供すること
こうして弊社の扱う品の商品精度が向上していき 原価は下がり 弊社のサービスも向上して
売上アップにつながる という寸法です