売上が悪い悪いと嘆くメーカーさんが多い昨今ですが
なんか20年くらい前の、現在より家具が売れていた頃の方が、メーカーどうしの競争が激烈だったように思うのは私だけでしょうか
昔はデパートの屋上や階段の踊り場あたりで、ライバル ベッドメーカーのマネキン(派遣の売り子) どうしがお客のとり合いで
殴り合いの喧嘩してましたし、手強いライバルマネキンをわざと挑発して先に殴らせ、包帯巻いてデパートの責任者に
「殴られました」と報告・・・・・先に手を出したマネキンは出禁になるので、ライバルがいなくなり自社の販売が楽になる
ベッド売り場で、違うメーカーのマネキンが食事休憩している間に、店内のそのメーカーカタログを捨てる(笑)
やおらマットレスの端の中央に腰を下ろしたかと思えば、左右の手でマットの両端を、グイと引き上げそれを何度も繰り返す
「お客さん、あのメーカーのマットレス、展示して一週間もたっていないのにもう真ん中あたりがヘタっていますよ」
ひぇ~ 怖いですねぇ でも全部ホントの話です
あるメーカーの営業は懐に、わざとカビを植え付けたポケットコイルの写真を忍ばせ、お客様に見せてポケットコイルをけなす
また小売店の売り場に立ち、お客様が自社と違うベッドメーカーを指定してこられたら、徹底的にけなせ
けなしてけなして、けなしまくれば恐らくそのお客は気分を害して買わずに帰るだろう
しかしそれでいいのだ、そのまま売ってしまうと自社のベッドが売れないが、返すことで他店でも自社の営業マンが
同じお客に同じ説明をする可能性が・・・・・そのうちの何人かは結果、自社のベッドを買うかもしれない
こんな恐ろしい指導をしていたメーカーがありました
まぁこんなのは小売屋のためになりませんよね
しかし今はそこまで激しいメーカーどうしの争いはあんまり聞かないです
今の方がパイが小さくなっているのに、なんかライバルメーカーどうし妙に仲良し・・・・・
これはやっぱり、昔のマネキンさんなんかは給料が高かったからなのかもしれないですね
ある人に聞いた話では、今から20年くらい前で、交通費別で日当2万円 + 歩合
結構高収入です
単年契約がほとんどですから、売上が悪ければ切られるかも、保証はありません
まさに生活がかかっていますから、ものすごい争いをしていたのかもしれませんね、それに比べ今は甘いのかも
まぁかと言ってあんまり上にかいたような行為は褒められたもんじゃあないですけどね
賢いマネキンさんなどは、しょっちゅうスイーツや食べ物をデパートの社員や他のマネキン (例えばソファーメーカーやダイニングメーカ―)
にせっせと差し入れします
結局、ソファーやダイニングを買ったお客様が、「ベッドも欲しいのだけれど・・・・・」 となった時に、そのマネキンが
どのメーカーのマネキンにお客様をお連れするのか
そりゃあやっぱり、いつも差し入れしてくれるメーカーのマネキンさんに決まっていますよね
これなんかは結構スマートで頭の良い方法ですよね
価格を聞かなきゃ損ですよ
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