仕入れたものをいくらで販売しょうと、小売店の自由です・・・・・・
建前上は(笑)
商売をされている方はある程度ご理解いただけると思いますが、メーカーにより温度差はあるものの
ネット上に掲載不可や、なかには「値引きは何%まで」 と販売価格にまで口をだすメーカーもあります
そんなもの無視して好きな価格で販売すればいいじゃん! と思われる方もおられるかもしれません
確かにメーカーが販売価格を統制することは本来できません
しかし小売店側も何をやっても良い、と言うわけではなくやはり最低限のルールが存在します
例えばウエブ上やチラシ広告など、不特定多数の人々が目にするものに「激安価格」をズバリ掲載するのは
ルール違反だと思います
ですので 「価格はお問い合わせください」 と言うことになるのですが
これがまた問題で、「激安価格」「他店圧倒価格」を提示している事がメーカーの耳に入ると
色々と厄介なことが
えっ どうしてメーカーに販売価格がばれるのかですか? それは・・・・・
お客さんがしゃべっちゃうんですよ(笑)
「当店価格は他言無用に願います」 とお願いしても、交渉を有利に導くためか
「〇〇家具さんでは〇〇円だったけど、お宅はそれ以下になる」 なんて
あちこちで交渉される方がおられるみたいで(苦笑)
結果、それらの家具店からの苦情電話が、メーカー担当の携帯に殺到 「どうして〇〇家具はあ
んなに安く売るんだ!!」 とかなんとか・・・
・・・ほどなくしてメーカー営業氏から電話が・・・
「ちょっとお願いが・・・今回〇〇様というお客様にご提示した価格、できれば白紙に・・・」
もちろん何の強制力もありませんから、拒否もできますが、メーカー側が事態収拾のために費やした労力
時間を考えると、またそもそもお客さんがルールを破ったわけですから、こういった場合
家具店側はメーカーのお願いを受け入れるよです
・・・そして・・・・・・そして必ずと言っていいほど(笑) 先のお客様からお電話が・・・
「前に見積もってもらった商品、買いたいんだけど~」
購入して戴きたいのは山々なのですが・・・(汗)
・・・「申し訳ありませんが、前回ご提示の価格では、事情により販売できなくなりましたぁ~」
すると大体、「どうして?」 「なんで?」「WHY?」 と、お客様・・・
こちらは「お宅様があんなことするから~」と言いたい気持ちを抑え、あくまで「ある事情で・・・」
これからこういった場合、そのお客様にイソップ童話の「金の卵を産むニワトリ」 の絵本でも進呈しようかな(笑)
http://hukumusume.com/douwa/pc/aesop/08/27.htm ← 「お話しを知らない方のために」