祝 昇進

ある人物が昇進したと聞いた

ある人とは、以前某メーカーの弊社担当の営業氏

彼は会社内で、長い間冷や飯を食わせられ続け、辛酸をなめてきましたから、今回 「彼が昇進した」 と人づてに聞いて

なんだか嬉しく感じましたね

というのも彼が不遇に貶められたのには、弊社が少なからず関わっているからです

当時の彼の上司が、自らの失策のつけを全て彼に押し付け

「あくまでの、今回の事は一営業マンである彼が独断で行ったこと」 とされ、いわゆるトカゲのしっぽ切り

そのり上司も、彼をそばに置くのは気がひけたのか、目に入らないところに配置転換してしまいました

その失策とは、とても末端の一営業マンには出来ないレベルの事なのに・・・

私も含めて、誰もが彼に同情しましたが、彼は黙ってそれを受け入れ、じっと耐えていたのでしょう

人間、耐えて頑張ればいつか良いことがあるということですね

しかし今でも忘れない彼の言葉があります

彼が弊社のメーカー担当から離れる最後の日

彼はこう言いました

「新井家具さんほどの知識と販売力があれば、ウチの商品など売らなくてもやっていけますよ、いや逆に売らない方がプラスに転じるかも

その時の私には、単なる気休めの言葉と、彼の言い訳にしか聞こえ無かったのですが

その後すぐに、彼の言葉通り 「売らなくても全く問題ない、逆に売らないことがプラス」  その通りになりました

考えてみれば、彼は極めて客観的に、弊社のすぐそばで弊社を冷静に分析していた、と言うことです

と言うことは、彼は先を見通す優れた感覚を持っている・・・・・かも?

じゃあ、彼をもっと重用するべきですね、彼は不器用で人より時間がかかるかもしれませんが

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