弊社 新井家具 本館 立ち退きが決定いたしました
本館の建物も取り壊す公算が高いです
いろんな考えが頭をめぐり、絵文字も色々です
これまでも何度かこの立ち退きに関するブログを書いてきましたが、ついに話しが煮詰まってまいりました
ちょっと話しが複雑なので、簡単に状況を説明しますと
弊社本館の後部、総面積の約20%程度の面積をかすめて、まず府道(今里高野道線) が通ります
こちらは枚方市と用地買収の交渉となります
つぎに弊社 本館の地下深くを 「新名神高速道路」 が通ります
これに関しては通常、西日本道路株式会社(ネクスコ)とは地下を使用する権利
つまり、地下室を作るとか、地下にガレージを作るとか、核シェルターを作るとか(笑)
そういった事が出来なくなるかわりに、その権利をネクスコが買い取るというもの
ただし、これには条件があって、弊社の基礎の杭の長さ
これがあまりに長いと、トンネル工事は出来ません、その長さは9メートル以上あった場合
普通、弊社の鉄筋3階建ての社屋の場合、基礎は長くても6メートルほどらしく、9メートルも必要ありません
ネクスコが言うには、「念のために長さを調査しましょう」
そこで昨年の6月から、超音波による測定が2回、弊社の側面を一部掘り起こしての調査が2回
これがダラダラと、計10か月に渡り結論が引き延ばされるに至り
さすがに普段は超温厚な私もプチ切れてしまいました
いいかげんにしろ!!(怒)
そりゃあそうです、調査結果が出ないことには店舗の補修、改装もままならず
ネクスコは言葉では 「補償額には改装費も考慮される」 というものの、「では具体的にそれはどういう計算式で、何%なのか?」
の問いには 「答えられない」
そんな理不尽なことがあるか!!(怒)
・・・・・と、肺活量6000超の私が大声張り上げて話したのが効を奏したのか、その後の展開はすこぶる早くなりました
数日後、ネクスコの担当者から、「結論を報告したい」 と連絡がありました
みなさんもチンタラのお役所仕事に イラッ ときたら、少しだけ普段より大きな声を出せば自体は好転するかも
話しを戻します(笑)
杭が長いか短いか、調査の結果は・・・・・・・なんと・・・・・・・・・分からない
約70年前、大東亜戦争終結後、占領軍である米国GHQが弊社上空の航空写真を撮影していた
その写真を見ると、もともとは農業用の溜め池であり、そこを埋め立てて更地にし、昭和50年に弊社社屋を建てた
埋め立ての場合、普通より土壌が弱いため、深い杭を打ち込んで建てられたらしい・・・・・・
しかもまた中途半端なことに、超音波測定の結果が9メートル50センチ
超音波による測定では、50センチの誤差は出ることがあるらしく、これが8メートル50センチか、逆に10メートルならば
立ち退きか否かは、もっと短期間に判明しており
今回の9メートル50センチというケースは、過去にほとんど例のない激レアケース
前例がほとんどなく、また現職のネクスコの人間もこういったケースは過去に経験したことが無い
それでどう対応するかをネクスコ西日本も決めかねて、こちらへの報告が先送りとなっていたようです
な~んだ、それならそうとハナっからオフレコでもよいので状況を教えてくれればいいのに
まぁ立場上、例え⑦オフレコでも言えなかったんでしょうけど・・・
そうと知っていれば、あんなに大声張り上げて話しすることも無かったんですよ
ゴメンね、ネクスコ西日本さん
ところが驚くのはこれからです
「じゃあ、どうなるの ウチは立ち退くの? 退かないの?」
結論は
「新井家具さんにお任せします」
ビックリです
ムチャ振りにもほどってもんがあります そんな重要事項を 「任せる」 なんて・・・・・
一応、立ち退きとなった場合でも、その移転する代替え地は確保していますが
こちらとしては40年間商売させてもらった場所を動きたくない、が本音
かといって 「立ち退かない」 とすれば、弊社の地下をトンネルが通り、深い杭のため社屋に深刻な影響が出ないとも限りません
また立ち退きと残るのでは、買収額と補償額の総額にかなりの開きがでます
今、こちらの方から「第三の案」 を提案しましたが、どちらにしても社屋も老朽化していますから
建物自体は取り壊す公算が高いと思います
・・・・・さてどうなる事やら