弊社新井家具ベッド館では、全員にある程度の仕入れ権限を与えています
一応形式上はアイテムごとに仕入れの責任者は決まっていますが
私や責任者が不在中に、メーカーからの特価情報がもたらされた時、それが売れるとそのものが判断したら
例え入社半年の新人に対しても、迷わず仕入れろと指導しています
大体ウチに半年も在籍すれば、他店で得られる5年分くらいの経験と情報がえられまますから
逆に半年もたって、その程度の判断も自分でつけられないものは、ウチでは使い物になりません
よく、たいして忙しくもないのに 「商談日以外はメーカーの営業訪問を受けない」 とか 「必ずアポを取ってから・・・・」
なんていう他店さんがあるようですが、そんな悠長なことを言っていると、仕入れにおくれをとってしまいます
そうして、ベテランから中堅、新人に至るまで 「気を見て敏」 の意思統一を図っていると
面白いように同じコンセプトというか、考えに基づいて仕入れを行うようになるようです
先日、メーカーさんから展示商品の提案がありました
魅力的な商品でしたが、メーカーの営業が駆け引きというか、こちらの心をくすぐる目的で次のような言葉を口にしました
「この商品は、〇○家具さんにも提案して、展示いただく可能性が高いです、ただ今ある展示品がなくなってから導入される予定」
〇○家具、それは極近隣にある他店さん
それを聞き、私が口にした答えは・・・
「じゃあ〇○家具が展示導入したら、ウチも展示するわ」
すると何とも言えないような笑みを浮かべながら、メーカー営業は言いました
「なんでベッド館の人間はみんな同じことをいうんですか」
どういうことかと私が彼に尋ねると
スタッフの二人から私と同じ 「〇○家具が展示したら、ウチも展示する」 と言われたらしいのです
普通の家具屋は近隣他店、しかも極近隣に同じ商品が展示されるのを嫌うのが普通・・・・・
どうもウチのスタッフは、ボクシングで言うところのアウトボクサータイプではなく
足を止めて打ち合う、インファイタ― タイプが多いようです
いったい誰に似たんだろう