少し前に 「祖父の足跡をたどって・・・」 というブログを書いた
母方の祖父が高校の英語教師で、戦中は陸軍中尉
捕虜収容所の所長を務め、その時捕虜として収監されていたブロードウォーター氏との
収容所所長と捕虜という関係でありながら取り交わした熱い友情を本にした
「捕虜と通訳」 小林 一雄 著
ブロードウォーター氏は戦後、米国コカコーラ社の副社長を務められ
30年ほど前来日、残念ながら祖父は無くなっていたが、祖母と娘(私の母) に会いたいとお手紙も頂いた
そのブログを書き終えた数カ月後、思わぬメールをいただいた
何とウォーター氏のお孫さんが、日本に短期留学されていて、彼の祖父の日本での足跡をたどろうとネット検索したところ
私のブログにヒットしたらしく、ホームステイ先の御家族から「ベッド館」のアドレスにメールをいただいた
突然のメールに驚いた私ですが、さっそくお返事のメールを差し上げ
お互い国籍、世代は違うが、偉大な祖父のDNAを引き継ぐもの同士、ヤンキ―魂と大和魂でお互い頑張りましょう
とメールを送ったところ
彼から 「お会いしたい」 とメールが・・・・・
しかしそのころ、私は国内、国外の出張等の予定が詰まり、調整がつかないままなんとなくお返事もしそびれてしまった
結局、お会いすることはかなわなかったが、それから一カ月ほどたった昨日
ベッド館の電話が鳴った
いつものように私は 「はい、新井家具店 ベッド館です」 と受話器を取ると
受話器の向こうから、ご年配の上品な女性の声が・・・・・・
「新井さんでいらっしゃいますか? 私〇○と申しますが、仕事のことでお電話さし上げたのではなく・・・・実は・・・・・」
お話しを伺うと、お声の主は以前 日本コカコーラボトリングの社長を務められていた方の奥さま
ご主人はすでに他界されたらしく、生前ブロードーウォータ氏とは、お仕事の関係を超えた親友であられたとか
なんとブロードウォーター氏のお孫さんは、若さと行動力でご自宅をつきとめ、アポなしで訪問
突然の訪問者が、あのブロードウォーター氏のお孫さんだと知り、自宅に招き入れ色々お話しをされたそうです
ところで、このウォーター氏のお孫さん、アメリカの某有名大学の学生さんで、あるスポーツの学生チャンピオン
さぞかしタフなヤンキ―魂を持つ青年なのでしょう
私は大和魂・・・・・・というより商魂たくましい家具屋のオヤジ(笑)
残念ながら彼は10日に帰国されるようです
しかし何気なく書いたブログが発端で、おそらくそのことが無ければメールやお電話で言葉を交わすこともなかった
人たちと少しとはいえ交流が持てたことは嬉しく思います
正にインターネット恐るべし ですね