少し前の話ですが、ハタと思いつき二段ベッドを圧倒的に安く販売しようと計画しました
さっそく市場調査開始、メーカーとも交渉し色々と方法を考え
安売りを開始しました
ネット上や近隣他店にも同じものが展示販売されているので、価格の比較は簡単
しかも当店のほうが価格も圧倒的に安く、配送の方法なども便利なので
売れないわけはありません、事実二段ベッドのシーズンオフであるにもかかわらず
ハイペースで売れていきました
ところが、まず他店さんからメーカーにクレームが入ったらしく
なんでも、他店さんがその二段ベッドを展示する際に、近隣他店には同一品を展示させない
という約束をメーカーとしていたらしいのです
私はこういうのは大嫌いです
家具店が何十店舗もひしめきあって、時には同一品が複数店舗に展示され
それぞれが切磋琢磨して、価格競争やサービスを向上させ、それが地域の家具店の活性化につながると思いますが
「他の家具店に展示させてはダメ」 なんてことしてたら活性化もクソもないと思います
およそ当ベッド館では、そんなことを一度も言ったことはありません
・・・話しを二段ベッドに戻しますが
結局、当店、間に入った問屋さん、メーカーで話し合い、せっかく展示した5台ほどの商品を分解、返品することになりました
もちろん、そんなしみったれたメーカーの品、返品すると決まったら見たくも触りたくもありません
かと言ってメーカーの人間に当店の敷居をまたがすのも不愉快
ウチのスタッフなんて「触ると運気が下がる」と言ってました・・・・・あっ…俺が言ったんだっけ
かわいそうに問屋さんが一人で分解し持って帰りました
しかし情けないのは問屋さん、一昔前の問屋さんが影響力、力があった時代とは違うのかもしれませんが
意地でもメーカーに対して「ウチ(問屋)が仕入れたものをどこに卸そうと勝手、とやかく言われる筋合いはない」
くらい言ってほしかったですね、何のための問屋さんなのでしょうか
とにかく、安く売ってはダメなんですって
そのメーカーの品を「圧倒的低価格」で販売するプランは失敗しましたが
なにも2段ベッドメーカーは、そこだけではありません
しかし、そこそこ人気のメーカーだったので、最大の被害者はお客様です
だって安く購入できる可能性が少なくなってしまったのですから・・・
「みんな仲良くお手手つないでドングリの背いくらべ価格」ですね