先日、ある有名ブランドベッドメーカーの担当が営業にきました
目的は新商品の案内でした
営業担当が帰った後、新商品写真をじっくりと見て吹き出してしまいました
その場にいた他のスタッフにも写真を見てもらい、みんなで大爆笑
だって、軽自動車なみの定価設定がなされたそのベッド
独特のマット柄? はてどこかで見たことがあるなぁ・・・
と思っていたら、アメリカの家具の通販サイトに1300ドル(一㌦80円としても10万円ほど)
で販売されている同メーカーのマットレスに、厚み、デザイン、色柄が酷似しているじゃあありませんか
一回見ると忘れないほど、他のマットレスとは違う独特のマットレスデザイン・・・間違いありません
いえ、いまさらこのメーカーの日本国内価格とアメリカでの販売価格が
めちゃくちゃな開きがある、などと言うつもりはありません
もうすでに賢明なお客様は、そのことをご存知のはずですから
メーカーに提言したいのは、もう少し販売する我々やお客様の心理を考えてほしい、と言うことです
恐らく我々も近い将来、このベッドについて説明、接客する機会があると思います
その時に、お客様から前述のことについて尋ねられはしないかと今から心配します
「これって同じに見えるけれど、価格が5~6倍違うのはどうして?」
こう聞かれて、今の我々に明確に説明する術はありません、自らの勉強不足を恥じるばかりです(笑)
恐らく、価格差に見合う性能差があるのでしょうがね・・・・・・・・・・?・・・・・・・
いくらなんでも同じような外観で作らずに、柄を変えるとか何とかして見てくれだけでも
違う物にしてくれたら、説明のしようもあるんですが・・・・
我々はこのマットレスが売りたいんです!! ただし「本当に価値があってこんな高額になっている」
という前提ですが・・・(それについては現在調査研究中です、そのうちこのブログでお話しすることもあるかもしれません)
また、これを買われたお客様がネットを見られたら、どのように思われるでしよう?
メーカーさん、今すぐ本屋で国語辞典を買ってきて、「デリカシー」の意味を調べて下さい
・・・・ところで話はガラっと変わりますが、少し前のこと
ある地方のそれなりに名前の通ったホテルのコーヒーショップで、お客様と待ち合わせをしていました
地方とはいえ、さすがに一流ホテルのアイスコーヒーは高く、一杯1300円もしました
「たかっ!!」 と思いましたが、仕方なく注文
コーヒーが来るまでにトイレに立ちました
するとトイレへの通路よこの厨房のドアが全開になっていて、中の様子が丸見え
図らず厨房内部を見てしまった私は目が点になりました
さっき注文した1300円のアイスコ―ヒ―をグラスに注いでするその容器には
「ポ〇カコーヒー 業務用お得用サイズ」と書かれていました
ホテルのコーヒーが高いのは知っています、たとえ高級豆でいれたアイスコーヒーでも原価は数十円くらい
というのも知っています
1300円が業務用の安価なコーヒーだったということよりも、「裏方を見せるな!!」 という思いでした
いかに安価なコーヒーでも、専門知識も高尚な舌も持っていない私は、コーヒーの味などわかるはずもなく
「ああ、自分は一流ホテルの1300円のコーヒーを飲んでいるんだ~」という気分を味わって
良い意味で騙されていたかったのに・・・
ぶち壊しでした
そういえばベッドもコーヒーと同じで「ああ私は80万円もするベッドに寝ているのだ~」
というのも「価格のうち」なのかもしれません
願わくば80万円ほどのベッドの中身が「ポ〇カお得サイズ業務用」ではないことを祈ります