子供の頃みたテレビ番組で 「どてらい男(やつ)」 というドラマがあった
当時の高視聴率ドラマなのでご記憶の方も多いと思います
ふと思い出して、もう一度見たいと考えDVDを探したところ、販売していない
何でもテレビ局にもマスターテープがなく、再放送不可らしく
そういえば子どもの頃から今まで一度も再放送を見た記憶が無い
ウイキぺディアで調べてみると、放送開始が1973年とあり私が5歳の時のドラマ
そのわりに、断片的ではあるものの不思議と話の内容を覚えているんですよね 放送期間が約4年と長く、覚えているのは後期の話かもしれませんが・・・
家族全員で毎週楽しみに見ていました
ドラマの舞台は大阪の立売堀、私の生まれた大阪市 西区南堀江から自転車で10分ほど
それを父親から聞かされた時、胸を躍らせて現地を見に自転車を飛ばし、数時間さがしたものの結局見つからなかった覚えがあります(笑)
ドラマの主人公 西郷輝彦扮する 山下 猛造は 現存する (株)山善 の創業者 山本 猛造氏がモデルです
挫折を繰り返しながらも知恵と度胸で会社を立ち上げていくサクセススト―リー なのですが
この猛造こと 「もーやん」 のすることが子供心にも痛快で
戦争から復員する際に、怪我をしたふりをして杖にドル札を隠し持って、それを資金にしたり
戦死したことになっていて、奥さんが違う人と再婚しようとしていたり
最愛の奥さんを地震で亡くしたり、藤岡重慶扮する憎たらしいライバルから、奥さんの葬儀に新装開店の花輪を贈られた
ことの返礼として、その店舗オープンの際に逆に葬儀の花輪を送りつけたり
親友のケーキ職人が 「メリケン粉が風邪ひいとる!」 とストックしていたケーキの材料がダメになった際に
策を弄して進駐軍を騙して新しいメリケン粉をせしめたり 女がらみで進駐軍の将校を嫉妬させ、わざと使い物にならないメリケン粉を汚させ・・・・・弁償(笑)
面白かったのは、とにかく商売繁盛には人を集めなアカン と言って店舗で買い物してくれたお客さんには
食事を無料で提供したり・・・・・・戦後の食糧難の時代にどれだけ凄いことになったのでしょうか? 想像もつきません
おそらく創作の部分もあると思うのですが
まぁとにかく自分でも感心するくらい、内容を覚えています
ひょっとしたら、幼少期の自分も 「もーやんのようになりたい!!」 と五体に流れる商人(あきんど)の血が
深く記憶に刻ませたのかもしれません なんちゃって