ベッドのマットレスの様な中身の見えないものは、お客様の価値判断が難しく
そのあたりが、価値も無い高額な 「低性能 高価格」 なあのブランドメーカーがのさばる原因にもなっています
ではプロである我々小売店側、当然プロである限りは価値判断ができるか・・・・・・といえばそうでもないんです・・・残念ながら
末端の店頭販売員クラスが無知なのであればまだ良いのですが、商品を仕入れる肝心要のバイヤーが無知
これはどうしようもありません
我々があるメーカーの展示会に足を運んだ時の事、弊社の担当がどこかの家具小売店のバイヤーと話し込んでいました
聞くともなく耳に入ってくる話しの内容、どうやらそれなりの大手家具店の様子 (メジャーではないですが、地方ではそれなりに・・・)
どうやらそこのオリジナルマットレスの話しをしていたらしく、スペックを聞いてみると・・・・・
ふむふむ・・・ふんふん・・・それで?・・・
人通りスペックを聞きました
そして彼らが去った後 「いくらで販売しているのですか?」
「シングルで 〇〇〇○〇〇円」
「え~ たけぇ~」 ボッタくりじゃんか
しかし違うんです、確かに他で売っていないオリジナルマットレスですから、その家具店が十分な利益をとっているのですが
原価を聞いてびっくり だってスペックから私からこのくらいで仕入れる・・・と想定していた価格より
3割以上高い
そりぁ3割も高く仕入れりゃ、当然販売価格も高くなりますよね
これでは仕入れ原価も販売価格も、ウチで仕入れてる遥かに高性能マットレスの方が安い事になります
ボリ過ぎやん
無知な家具屋が高い金額で仕入れて、それをお客さんに高値で販売する
まぁ知らぬが仏・・・家具店も 「いいもの販売したぁ~」 と満足してるだろうし、お客さんも 「いいもの買ったぁ~」とご納得
そしてメーカーは儲かる・・・それで世の中回っているのかもしれませんね
そしてメーカーは余分に儲かった分、新井家具にメタメタに値切られるための 「値引き原資」 が手に入る訳だしね
ウチにはとてもあんなに甘い仕入れ出来ません
めでたしめでたし