食う道のために

先の事、出張で北海道に行っていました、同行者は店長の福西

彼とはしばし別行動、私は別の仕事をすませ、気が付くと午後7時半

しまったぁ～　　札幌も緊急事態宣言で飲食店は午後8時まで

仕方がないので、コンビニで済ますかぁ～　と考え店長に電話　すると・・・

「社長　12時まで空いている居酒屋発見しました」と彼

タクシーで向かう事に

車中運転手さんに行先を告げると　　「えっ　今から居酒屋ですか・・・開いているのですか」

と運転手さんが根ほり葉ほり聞いてくるので、私は　「あぁ、情報源としてこれから乗せるお客さんに教えてあげるのですね」

と話すと、なんと運転手さん　「ダメなのになぁ～　お店あけちゃぁ、しかもお酒も出すなんて・・・」　と不満そう

いや、会話の中でさっき　「店が全部しまっているので、お客さんも売り上げも7割以上ダウンです」　と話していたじゃん

しかも居酒屋が空いていたことで、1500円ほどの近距離客の私とは言え、タクシーを利用したわけで

じゃなかったから、その辺のコンビニで済ませています

「北海道の人は真面目な人が多いんだなぁ～」　と感心していると、居酒屋に着きました

中はお客さんでいっぱい　　威勢の良い店員さんの声が飛び交い、し～んと静まり返った近隣の通りとは大違い

おなかと肝臓を満たした我々は、清算レジへ・・・

オーナーと思しき男性に　「北海道の人って真面目なんですね」　とタクシー運転手さんの話をした所

オーナさん　「そうなんですよ、私も北海道にきて数年ですが、本当にみんな真面目です」

「政府から時短営業の協力金が出ますけど、雀の涙・・・やっていけません　しかも何か月も支給が遅れているし」

「周りのテナントは家賃や人件費が払えなくなり軒並み閉店しました、本当営業しちゃダメなんですけど、食うために仕方ないです」

ところでオーナーさん、北海道にきて数年って・・・どこ出身　　と尋ねると

「生まれも育ちも大阪出身です」

・・・・・やっぱり　　

私も飲食業ではないですが、もし同じ状況なら間違いなく同じことしてます　従業員もいるし、食う道ですもんね

昨日で沖縄を除き、緊急事態宣言も終了

大阪ミナミや京都祇園の飲み屋街も、ちょっとは活気を取り戻すかな

明日にでも様子を見に行こぉ～と