いくら良いものをお安く提供して、買っていただいても
輸送手段が無ければ話になりません
我々が店舗を構える枚方家具団地は、大阪府北部の「枚方」と言うところにあります
よく「まいかた」とお読みになる方がおられるのですが、「ひらかた」と読みます
枚方家具団地自体、商圏とされるエリアが広く
大阪はもとより、京都、奈良、滋賀、兵庫からもお見えいただきます
ただ、上記エリアが自社便で配送する限界で、現在のようにネットなどで北海道、沖縄
時には離島などを含む全国からご注文いただく場合など、色々な運送屋さんに委託する必要があります
正に 配送運賃を制する者が業界を制する と言ってもいいくらいで、我々が仕入れる際の
地方メーカーからの運賃や、当店から全国出荷する際の運賃や、いかに効率の良い便利性のよい
業者を探すことができるかが勝負です
よく送られてきた品の箱に下の写真のように「4.9才」とか〇〇才と書いてありますよね
これは年齢のことではなく(笑)
「才」という運賃計算上の単位のことで、例えば九州のメーカーから大阪の当店まで
商品を送る場合、1才が70円と計算すると
4.9才 × 70円 = 343円が運賃となるわけです
もちろん九州から離れるほどに、例えば大阪よりも名古屋、名古屋よりも東京、東北、北海道など
東に行くにしたがい、運賃は高額になります
もちろん運賃分は価格に転嫁されるわけですが、高速道路の無償化なんか
運送業者に適応してもらった方が、物流の活性化につながって経済効果が上がると思うのは私だけでしようか
ところが面白いのは、九州と大阪の間にある広島、ここも家具の産地として有名なのですが
広島から大阪に商品を送るよりも、一旦広島から逆方向の九州に送り、そこから大阪に送った方が
運賃が安い場合もあるんです
これは恐らく、日本一の家具の産地(発信基地か?) となった福岡県 大川 の存在が大きいと思うのですが
我々も東京のエンドユーザー宅に商品をお届けする際、一旦九州に送ってから東京へ・・・・と
なんともガソリンと手間の無駄なことをしていますが、その方が安いんです
それと後は運賃だけでなく、配送する人の人柄ですよね
よくお客様から「どこの運送屋をつかっているの」 「〇〇運送だけはやめて」
というお声をいただきます
・・・・・これについては複雑な心境ですが・・・・・お客様のお気持ちもわからないではありません
我々自身、取引している例えば 佐川急便、西濃運輸、福山通運、ヤマト、トナミ運輸、など業者
その配送スタッフを「出禁」つまり当店への出入りを禁止にした人たちも、これまでに数人を数えます
でも、これはその業者が悪いというよりも、担当するドライバー個人の問題で
気持ちの良い人がほとんどなのですが・・・極々一部の人が・・・
これまで全然不快な思いをしたことが無いのは、福山通運さん なのですが
その福山通運さんでさえ、先日に当店の運営する楽天市場 「AR bridge」で福山通運を
使用したところ、レビューで 「配送便が福通だったことで、マイナス評価」
とされていましたから、やはりドライバーさんによるのですね
最終的に品をお届けする際の印象が、ご契約、販売、配送に至るまでの我々小売店の
評価となりますから、配送業者さんにはそのへんのところをお考えいただきたいです