自分大好き君

大川の新作展示会でのこと

知ってる同業の小売屋が、あるメーカーのブースで担当者と親しげに話しこんでいるので、私とM島さんの二人は

そのメーカーのブースに入るのを後回しにしました

狭いブースのなかで、知ってる家具屋どうし、やっぱりお互い聞かれてはダメなこともメーカーと話しをしなければなりませんから

まぁひとつのエチケットですね

その後、再びそこを訪れた我々は、担当者にこう尋ねました　

「さっき〇〇〇〇が来てたけど、取引してるのん」

すると担当者は、意味深な笑みと笑い声を上げながら　　「はい　　最近取引をはじめました」

どうしてそんな顔で笑うの　と尋ねると　メーカーの担当者は

「先方が、ウチと御社が取引していることを、新井家具には言わないでほしい、と言っていたので・・・」　　　　こういうのです

はぁ　　　　別にどッちゃでもええねんけど

大体、そこが売ってるのはウチとは単価も種類も違う家具

そんなに意識したこと無かったけど、そういえば以前からかい半分に、その手の品物の価格競争を仕掛けたことがあったっけか

でも手間もかかるし、中国製の粗悪品ばかりでクレーム率も多いこの商品群

そのうちに嫌気がさして、ウチも価格競争するのをやめちゃいました、もうこの手の品は先方にまかせておこうということで・・・
弱いものいじめは先生に叱られますから(笑)

・・・・・でも　　そんなに心配しているんだったら、今シーズンも嫌がらせしちゃおうかな

まぁそれはいいとして、しばらくこの担当者とは、彼とその家具店さんの話題に・・・

メーカー担当さんは半笑い気味に　「彼は〇〇の販売には、相当な自信を持ってらっしゃるようですよ～ぅ」

うすら笑いを浮かべながら、そう話す担当さんの言いたいことはその表情から簡単に読み取ることができます

そうです、なんせ弊社では彼のことをこう呼びます　　「自分大好き君」

なんせ彼は大層な自信家で、前々から私も少しは見習わなくては　と　常々、尊敬申し上げていましたから

その自信に伴って、売上も良くってお店は忙しいのでしょうねぇ・・・さぞかし

だったらウチごときのことを、そんなに気にする必要無いじゃないんですか

価格を聞かなきゃ損ですよ
最低価格証明　新井家具ベッド館！！　　　

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