私が運び込まれた大病院は、脳神経外科に関しては詳しく、またリハビリ施設等も整っていた
ただ自分場合、脳梗塞の原因となったのは糖尿病による合併症
根本原因である糖尿病についての生活指導や栄養指導等も特になく、ただカロリー制限とインシュリン注射と薬
特に薬は一生飲み続けないといけないと告げられた
病院の食事は栄養士がカロリーと栄養素から計算して立てられた献立によって、毎日決まった時間に3度
どんぶりに軽く一杯のご飯と、サラダ、主食、デザートにバナナやヨーグルト、朝には牛乳やオレンジジュースが出た
そして食事の前後に血糖値測定する、その数値により、薬の服用のみか、加えてインシュリン注射も必要かを判断し実施された
当然インシュリンを注射すると血糖値は下がる、でも注射しない日はやはり上がる
医師に尋ねた 「この療法で糖尿病が改善し、脳梗塞の再発は起きないのですか また麻痺は治るのですか」
医師の回答は 「気長に行きましょう」 的な曖昧なものだった
冗談じゃない 西城秀樹の闘病記にも 「医師の言いつけを守って、生活も食事も改めた、薬も飲んだ、なのに再発
した」 と書かれてあった、結局治せないんや 絶望的な気分になった
一生うまいものも食べられない、酒も飲めない、薬漬けで下手したら日常生活に支障のある麻痺まで残る・・・
しかもそんな生活を続けても、再発率40%以上
チョッとだけ自殺する人の気持ちが分かった 絶対にしないけど
そして私は、とんでもないことを考えていた、それは・・・ 「何とか自分の力で治せないのか」 だった・・・
つづく