糖質制限しながら筋トレは続けたが、やはりスタミナが続かない、加えて筋肥大もあまりしていない
でも血糖値安定効果は確実に上がっていた、定期検査でHBA1C (約一か月間の平均血糖値を示す) が
筋トレ開始前の5.8~6くらいから、5.3に減っていた、医師も投薬なしでここまでさらに安定したことに驚いていた
その後、ユーチューフで筋トレの動画を見て勉強していたら、ある日本人ボディービルダーの動画が出てきた
北島達也氏の動画だった、この方が私の3番目の 「先生」
氏の理論は 「筋トレは鍛錬でなく、楽しんで行うもの」
「初心者の間は、週に2回ほどで十分」 「いかに無理をせず、楽して効率よく筋トレするか」 が詳しく動画で紹介された
特に興味深かったのが 「糖質を摂取しなくても、筋肉は大きくなる」 という話だった
これこそが私の求めていたこと、 何度も繰り返し動画を見直した
「糖質の代わりにケトン体でも筋肥大は起きる」 「良質の脂、オメガ3、ココナツオイルなどを十分に摂取し
タンパク質を体重(除脂肪体重の3倍) くらい摂取して、糖質を厳しくカットすれば、常に体にケトン体と呼ばれるものが充満した状態になり
糖質には及ばないものの、十分に筋肥大は起き、しかも高強度でトレーニングしても、エネルギー不足にならない」
その通りに行ってみた
筋トレの質、量とも高強度としたが、エネルギー不足(低血糖症状) は出なかった、筋肥大も起きているようだった
そして、それから約半年が経過した
その頃になると、もはや筋トレは日常の一部となり、旅先でもジムやブールのあるホテルを選んだり
何もなければ、椅子や机を使って自重で筋トレするようになっていた、もちろん糖質カット、脂とタンパク質の積極的摂取も続けていた
その頃になると78キロまで萎んでいた私の体は、85キロ前後にまで増えていた、でも体脂肪率はほぼ変わらない
という事は約7キロくらい筋肉が増えたという事になる、人からは 「ごつくなった」 と言われ始めた
「ひょっとして、今なら少々糖質を取っても血糖値は上がらないのでは」
淡い期待とともに筋トレの後、コンビニのおにぎりを一個食べてみた、そして2時間後血糖値計測・・・・・・血糖値110
思いっきりの正常値
また数週間後、今度は吉野家の並盛をテイクアウト、一年数か月振りで牛丼を食べた 旨かった(笑)
これまた二時間後測定・・・・・・正常値!!!
次に筋トレをしない日にも糖質を取ってみた、やはり正常値 血糖値測定のため、指先穴だらけ(笑)
油断はできないが、私の体はもはや少々の糖質を取っても、血糖値が急上昇しない身体となっていたのだ
そしてある日ふと、麻痺が完全に治っていることに気が付いた
リハビリで日常生活に支障がない程度に回復したとはいえ、昔のように走ったり、かがんだりと
特別な? 動作をする際に少しだけ感じた不自由感が全くなくなっていることに気が付いた
これは単純に筋トレで筋力そのものが上がったからであるのか、それとも筋トレで脳からの神経の伝達機能などが
活性化されたのか 難しいことはよくわかりませんが、とにかく治ったからいいです(笑)
ところで、糖質制限や筋トレなどの情報はネットにあふれかえっている
一つのやり方を推奨するものもあれば、全く真逆の意見もある
結局、それらを見て解釈し、「何を信じて行うか」 は、自分自身でしかない
これまでの人生で培った、知識、経験、勘、そのすべてを導入して、自分で判断するしかない
何のことはない、我々が普段お客さんに対して言っていることと同じことだ
ベッド選びも、何を信じて何を選ぶのか それは自分自身でしかない
今では完全に趣味となった、週5回の筋トレ、自宅では、厳格な糖質制限(ケトジェニック食) を行い
時々の付き合いでの飲食にも、さほど糖質に気を使わなくなった
体重は油断して少し太ってきたと思えば絞り、また油断して少し太る、また絞るの繰り返し
それでも、血糖、血液、血圧、内臓数値、そのすべてにおいて良好で、以前にも増して元気で日々を過ごせるようになった
ラーメン、ライスの糖質を取っても血糖が基準以上上がらない、どうやら糖尿病は完治した、と言ってもいいと思う
改めて 江部医師、「糖尿病も3か月で完治する」、北島達也氏、3人の 「先生」に感謝したい
この2年風邪一つひいていない
でも油断はできない、これまでの不摂生は 「高血糖の記憶」として永久に消え去ることはない
自分は運よく完全回復したが、一度死んだもの、ここから先はおまけのようなもの、と考えこれからも頑張っていきたい
ちなみに今現在の私の目標は、「六つに割れた自分の腹筋を見る事」 今まで見たことない(笑)
それと180度の完全開脚(股割り) ができるようになること、50のおっさん、しかも麻痺の経験がある身体は縮こまっていて
簡単には柔軟性を取り戻さないが・・・・・・まぁ、そのうち何とかなるでしょう
長々と書いてきたが、同じ病気、症状、境遇の方がこのつたないブログを読まれ、少しでも希望を感じることができれば
と考えています
2018年 6月吉日