その日を境にヒマな入院生活は忙しくなった、ネットで「糖尿病」と「脳梗塞」「麻痺」 について徹底的に調べまくった
書籍をスタッフに頼んで買ってきてもらったり、ネットで購入したり、動画も見まくった
当然ネットの情報は真実もウソも入り乱れていたが、自分なりに消化して吸収し、最後は 「自己責任」と割り切った
そう消極的に医師の言うとおりにして再発するより、自分でやれるだけやって、結果その方法が間違っていたら
誰のせいでもない自己責任なのだと割り切った
調べた情報の中にこんなものがあった
「日本糖尿病学会が推奨している栄養指導は、医学的に根拠がない」
つまり、カロリーはこのくらいで、タンパク質はこのくらい、糖質はビタミン、カルシュウムはこれくらい・・・
と 「大体こんなものだろう」 という感じで、そこに理論的根拠はないという事らしい
もっと凄いことを言っているサイトには 「糖尿病患者は、医師や病院、薬剤メーカーにとっては上質のお客様」
つまり、発病してから一生涯にわたり通院と投薬が必要で、医師の言う通りしていても大抵は悪化し、薬の数量が増える
高価なインシュリン注射も必要になる、やがて心臓か脳か、何らかの合併症を引き起こし、さらに通院、投薬
最後はかなり高額な人工透析・・・・・ 考えようによっては完治してもらっては困る、上得意のお客様だ
まぁそこまでは言い過ぎにしても、言っていることの一部は正しい
知り合いも上に書いたと全く同じコースをたどり、最後はつらい人工透析を繰り返し、亡くなった
自分はそんな目に合うのはまっぴらごめんだ、調べていくうちに一つのキーワードに突き当たった
「糖質制限」だった
つづく