絶対に知っておいて・・・

絶対に名前は明かせませんが、少し前にベッドメーカーさんから打診がありました

メーカーさんいわく、「ブログなどを拝見する限り、社長さんは大嫌いかもしれませんが・・・」

という前置きの後

「ウチと新井ベッド館とで、メーカーとの共同開発ということで、
オリジナルマットレスを販売しませんか?」 という提案でした

もちろん断りました キッパリと・・・

でも先方も中々あきらめず食い下がります    以下 メーカーとのやり取りです

メーカー 「どうしてやらないのですか? 他店に同じものが無いということは、価格競争が起きず
      利益確保の面でも有効なはずですよ」

メーカー 「新井家具の説明、販売力と当社(ベッドメーカー) の知名度とブランド力で、確実に売れると思いますよ」

私     「・・・じゃあちょっと質問しても良いですか?」

私     「それらオリジナルマットは御社のカタログやホームページに掲載されている、カタログ定番品と同       じ内部構造、同じ性能のものなのですか?」
      

メーカー  「いえ、基本的にはカタログ定番品のマットレスとは、構造、性能ともに異なります」

私     「重ねて聞きますが、御社のカタログ定番マットレスというのは、商品化にあたり、議論に議論を
       重ね、多くの試作品を作成したうえで、その中から絞りに絞り込んだ、最大の自信作である
       と理解して良いですよね?」

       「さらに聞きますが、カタログ定番品と、家具店との共同開発が建前のオリジナルマット
        どちらが数としては売れているのですか?」

メーカー  「カタログ定番商品の選定にあたっては、大筋でおっしゃる通りで、販売数に関しても
       全国に無数にある取引家具店のほとんどが販売可能であるカタログ定番品のほうが
       販売店舗の限られた(基本一社のみ販売可) のオリジナルよりも多く売れています

私     「では、私のうがった見方かもしれませんが、メーカーとの共同開発のオリジナル というのは
       ひょっとして、メーカー定番マットレスの選定、絞り込みの際に、選考から漏れた品である可能性はないのですか?」

      「理由として、マットレスの内部構造を変える場合、バネの配列、詰め物を変える、縫製を変えるな       どで、それほど多くもない組み合わせパターンしかできないはず、国内のどの工場の規模を考えて       も、それ以上のことはできないはずだから」

メーカー 「私は直接オリジナルの開発にかかわっていませんから、明言はできません」

私    「あなたは決して肯定してはいませんが カタログ定番品 = メーカーの最大の自信作
      オリジナルマット = 定番選考から漏れた品  であった場合
      お客様を馬鹿にしていることになりませんか?」

      「カタログ定番品販売数  >  オリジナルマット販売数 であるのなら」

      「どうしても私自身は、その疑惑をぬぐいきれませんので、私自身が納得できるようになるまで
       基本、オリジナルマットの導入はしません」

メーカー 「・・・・・・・・・。」

私    「確かに、自社でしか販売していないもの、というのは色々な面で楽です

      「だって同じものがよそにないので、価格を比較されることもないし・・・・・・・ね」

      「でも仮に自分自身がお客さんの場合、なんとなく胡散臭く感じて絶対に買わないと思うの          で・・・導入しません」  (あくまでも個人の感想です)

まぁ、この話に出てくる メーカーさんの口ぶりからは「バッティングしないから、価格競争せず利益がとれますよ」、という匂いがぷんぷんする

もちろん、こんなメーカーは極少数で、大多数のメーカーは、これまた善良な家具店さんと協力して

「世のため人のため」  オリジナルマットレスを提案、販売しているに違いないが

私の様な「善良でない人間」には(笑) そのような善良なメーカーは提案しずらいのか

今のところ提案はありません・・・ははははは

めぐり合いたいです、そんなメーカーに・・・そうですね・・・少なくとも今世紀中には(笑)

東京関東のお客様へ

新井家具東京汐留ショールームへ、ぜひお越しください!