ベッドメーカーさんが、売れずに不良在庫として大量に残ったベッドフレームを処分する際、時折やるのが
「この(売れないベッドフレーム) とセットでマットレスを仕入れてくれれば、通常よりグンと安い原価率で卸しますよー」
というキャンペーンです
例えば通常原価率が定価の60%のメーカーが有ったとします (定価20万円の品が、その60% つまり12万円で我々小売店に卸す)
さてそこで先ほどの、不良在庫のベッドフレームです、この定価が10万円としましょう
メーカーはこのフレームを早く処分したいがために
「このフレームと弊社のマットレスを同時に仕入れてくれれば、トータル原価率を通常の60%から、特別に40%に下げます」
例えば10万円のフレームと、定価20万円のマットレス 合計30万円の40%で12万円で仕入れられるという事になり
通常の原価率でマットレスだけを仕入れると、20万円の60% で12万円
・・・・・・つまり、不人気ベッドフレームとマットレスをセットで仕入れると、実質フレームはTADAタダになるという事です
お客様の中には、「マットレスは良いものが欲しいけど、ベッドフレームは何でもいい」 とおっしゃる方がおられます
そんな方にご希望の全てのメーカーマットレスに合わせて 「このベッドフレームどうですか」 とご案内するわけです
当然不人気フレームなのですが、そこは腐ってもブランドメーカーの10万円の品
70%引きの3万円とかにすると、結構早く売れていきます
弊社はそうしてフレームで儲けた分、これとセットで仕入れたマットレスの方も、お安く別のお客様にご提供
弊社もお客さんもお得になる、という寸法です
・・・・・・えっ・・メーカーは損をしている いえいえ ご心配なく
普段の取引でメーカーは、十分にボっ・・・いや利益を取っているので、全然損はしていません(それがブランドという事です)
しかし、残念ながら前述のようなお得なケースに巡り合われるお客様は、そんなに多くありません
ですからこのブログで何度も何度も何度も申し上げています
ブランドマットレスを購入の際は、最低3割引きできればそれ以上値引きしている家具屋さんで購入してください
何軒回っても20%だ25%だの少ない値引き率にしかならないブランドベッドメーカーのマットレスは、購入すべきではありません
ベッドメーカーの養分になるだけで、価格に伴う価値のないものの可能性が高いんです