猿でも作れる、高価格、低性能マットレス

アンネルベッドのマットレスが良いですよ、とブログ書いたら大反響とこのブログに先日書きました

反響があったのはお客様だけではなかったのです

先日、某メーカー2社が(お一人は次期社長と目される方、もうおひとりは社長が直々に)

お見えになり  「ウチも新井さんの言うとおりのマットやベットフレームを作りますから、何か提案して下さい」とのこと

お二人ともアンネルベッドのことには触れませんでしたが、恐らくブログや業界のスピーカー営業マンの口から

そのことを知り、来られたと思います (なんせ狭い業界ですからね)

「ウチにはこれとこれとこういうスプリング、こういう仕様でこういう製法、縫製が可能です、それらのデータを

提供しますので、それらの中から売れそうなマットレスを考えて下さい」 こう言われちゃいました

正直、いきなりアポなしで来られたので、こちらも下準備ができておらず

大したお話しもできませんでした 

でもこういう動きは大歓迎で、なにか新しいこと新しい流れが生まれそうな予感でワクワクします

一番簡単なのは、高級ブランドのマットレス、その中でも高品質と思われている、高いだけのマット

それと同じものを低価格で販売すること

例えば、某メーカーのシングルサイズで定価が 147000円 のポケットコイルマットレス

同じ、いや同等以上のスプリングとウレタンなどの詰め物を使い、ノンブランドが作れば

59800円いや49800円で販売することも理論的に可能です

だって当店で売れているサータのマットレス、上の147000円の某メーカーマットレスと比較して

バネ材ランクはケタ違いに良質かつ高コスト、詰め物や表面生地はほぼ同じ

表面の縫製方法も手間のかかるもので、同じ手法

これでサータマットレス シングルサイズの当店販売価格は 69800円 なのですから

いかに某メーカーの 定価147000円 がボッタクリであるかがうかがい知れます

・・・まぁそれはさておき、ではどうして「理論的には簡単」な

「高品質と思われている、高いだけのマット それと同じものを低価格で販売すること」ができない

いや今まで誰もやろうとしなかったのか

「それを高値で販売しているメーカーに恨まれる(訴えられる)から

違います

「じゃあ、やっぱり高級品には何か秘法があって同じものができないのでは

違います、断じて違います

ポケットコイルなんて誕生して100年、特殊なもの以外は秘法なんてありません

ただ、決して秘法ではないですが、現実問題としてサータの他社と大きく違うスプリング形状や

某優良メーカーのバネ数を多く入れる、なんていうのは他社にはマネがしにくいことですね

でも上記の147000円のマットだったら、私すぐ作れます

そうですね、さしあたり町工場レベルの工場の一角をお借りして

職人さんにお願いします、職人さんといってもベテランのお手を煩わせる必要はありません

そうですねぇ〜、キャリア1〜2年くらいの方で十分でしょう

・・・ここでひとつだけ難問が

最終の縫製、バネのユニットとウレタンなどの詰め物を包む側生地、これらを一体化する縫製が

これらの町工場メーカーは不得手なのです

ここからは私もよくわからない部分なのですが、この縫製技術

最近、中国製のマットレスにもよく見かけるようになりました

「中国製にできて、どうして国内でできないの」 これは私にも謎です(誰かご存知の方おしえてください)

しかし、それも縫製技術に秀でた別の工場のアテがあるので、そこに最終縫製をお願いして終わりです

・・・・・そこまでわかっていて、何故しない

今、そう思っているそこのアナタ

その疑問は次のブログにてお話しましょう

東京関東のお客様へ

新井家具東京汐留ショールームへ、ぜひお越しください!