今弊社は新名神高速道路開通に伴う 「真 立ち退きセール」 を開催中ですが
立ち退きの準備、と言うわけでもないのですが、書庫を片付けていると
むか~し昔の家具のカタログ、それも今や絶滅危惧種である 「婚礼タンス」のカタログが大量に出てきました
ブログで写真掲載するから棄てないで と言っていたのに事務員さんが処分してしまいましたので
残念ながら写真はありません
ですからネット上に落ちてる写真を掲載いたします、でないと今の若い人は 「婚礼タンスってなに」 って成りますかから(笑)
大体ですが、こんなクラスの婚礼タンスセットの場合、弊社の販売価格は180万円くらい・・・・・
・・・でメーカーのカタログに記載されている定価が600万円超
と言うことは7割引以上
常識的に考えて何度もリピート販売出来る品で7割引なんてあるはずありませんよね
じゃあどうしてそんなバカみたいな定価になるかと言うと
見栄の張り合い
親戚やご近所、あるいは嫁ぎ先に対して300万円の定価より、600万円のカタログを見せて
「こんなに凄い高額な道具を持って嫁がせるんですよ」 という見栄です
当時の家具屋さんは600万円の品が7割引ぃ~ なんて販売していました
しかし弊社は全く違う方法を講じていました
自社で定価設定し、そうですねぇ180万円のタンスなら大体定価260万円くらいにこっちで勝手に定価設定していました
つまり定価から3割引き位が最終販売価格になるように設定していたわけです
当然のことながら、こんなことをすると他店さんでは7割引ぃ~ なわけですから
弊社の定価設定260万円の7割引、「80万円くらいになるのん」 という声がお客様から掛るわけです
しかし実際は3割引きなわけで、当然お客様から 「新井家具は値引きが少ない」 となるわけです
そこですかさずメーカーの発行したカタログをお客様に提示して、メーカーの設定は600万円なのですが
常識で考えて、アウトレットなんかならともかく、そんな値引きがあるとおもいますか
「我々はあまりにもバカバカしい設定定価は、お客様をバカにしている事と考え、弊社独自の定価設定にあえてしているのです」
インチキ定価で7割引だ半額だ、という家具店と、我々の様な家具店とどちらを信頼されますか
こうお話しすると、グッとお客様の信頼度が深まりました 中には怒って帰っちゃうお客さんもおられましたが(笑)
ヨソと同じ様に、7割引ぃ~とやっていては差別化できません、外商も持たない我々がそれでも年間かなりの婚礼セットを販売できた
秘密のひとつがこれでした、懐かしいです もちろん御購入後、600万円定価のカタログをお客様にお渡ししていました(笑) それをどのようにお使いになるかは、お客様次第(笑)