漫画の話で恐縮ですが、ある作品の中で武道の達人同士が会話するシーンがあります
その時の会話が、深イイ(笑)
一人の達人が、もう一人にこう尋ねます 「あなたは日に何度稽古しますか」
するともう一人の達人が 「日に2,3度ほど・・・」 と答えます
普通の人はこれを聞くと、「あぁ、一日に2,3度も武道の鍛錬をするのか」 と考えます
しかし達人は、「日に2,3度・・・」 の後に 「武を忘れます」 と続けます
つまりこの達人にとって、日常の所作振る舞いの全てが 「武道の鍛錬」 であり
一日の中のたった数度だけ、それを忘れ武人ではなくなってしまう、という事
私ももちろん武人では無いですが、商人です 商人とし、かくありたい、と思います
日に2,3度はとてもできませんが 5回・・・・8回ぐらいなら(笑)
プライベートで出かけている時でも、入ったレストランの客入り、客単価、回転率、従業員がよどみなく動いているのか
などをつい考えてしまいますし、人ごみですれ違う人も、「この人はどんな職業 営業職、経理畑、肉体労働」
なんて考えてしまいますし、商店街や商業施設を歩いていると、立地条件や店頭のディスプレイの仕方
お店に活気が有るか無いか・・・ そしてつい仕事の出来そうな従業員さんなどと接すると 「ウチて働かない」
などと声をかけてしまいます
やはり武の道も、商の道も千日をもって初心とし、万日をもって極める・・・・・ 私ももうすぐ家具業界で万日に達しますが
まだまだ達人どころか、ハナタレ小僧ですね(笑)