コストも生産性効率も、そんな商売上のことは全く無視して
究極の自分用の睡眠装置がほしい そんな私の我がままから完成したマットレスです
コスト度外視、採算率関係なし 回転率関係なし・・・そもそも販売の予定なし・・・(当初は)
ありとあらゆる、考えられる最高の部材、それを最高の組み合わせで製造して、夢のマットレスを造る
こんな我がままな話を、東京スプリングの社長と常務に話しました
「ダメです そんなマットレス作りません」
そう言われるのを覚悟していました ・・・・・・が 案外、お二人ともノリノリで話を聞いてくれました
私が 「条件としてこれだけは外せない」 と話したのは
「8インチのアワーグラス スプリングを使用すること」 しかしこれには問題が
東京スプリングもサータと同じ、「国内最高基準の硬鋼線」 を使用しており、それを同メーカー独自の 「プリヒーティング加工」を
施すことで硬鋼線の性能を最大限に引き出していますが、アワーグラス スプリングを8インチにすると
逆に性能が低下する可能性がある、と常務が危惧します
「じゃあピアノ線を使用し、それにプリヒーティング加工すれば?」
たしかに、ピアノ線を使用すれば、硬鋼線では起こりうる性能低下が防げます しかし・・・
「ピアノ線にプリヒーティングすると、無駄が出るし、工程が増え手間がかかり、コストの大幅増になる」
・・・しかし夢のマットレスの完成実現に向け 「コスト度外視」 を掲げたわけですから・・・
・・・というわけで、使用するスプリングは決定
後は良質な詰め物ですが、やはり高比重で現状で最高素材の 「GТFウレタン」 を使用することは決定なのですが
肝心なのはバランスであって、やみくもに良い詰め物を使用したから、高性能になるわけではありません
GТFウレタンにも 「40」と「75」がありますし、他の詰め物との厚みや使用量のバランスを練るためには
試作に次ぐ試作しか方法がありません・・・ 手間もコストもかかるのに、試作を惜しみなく作ってくれる東京スプリングの
意気込みに感謝感謝です
これ、武漢肺炎騒動の真っただ中で、業界全体がヒマであったことが、逆にタイミングがよかったのかもしれません
通常の業務を行いながら、マシンを止めて 「夢のマットレスを作ろう」 なんて時間も余裕もなかったかもしれません
私、弊社スタッフ、メーカー社長、常務、職人さん、さまざまの人々の協力と努力の末、究極の夢のマットレスが完成しました
実際に使用してから、2週間ほど経過しましたが・・・・・・まさにパーフェクトな寝心地
夜に寝た体制のまま、朝を迎えた感じ 当然寝返りはうっているのでしょうが、その自覚なく朝までぐっすり
私は今年で52歳ですが、ず~と若いころ、快眠して心地よく目覚めたころの感覚を、毎朝体験しています
・・・となると、私のベッド屋としての本性がムクムクと頭をもたげます
「お客さんにも、この究極のマットレスを体感して欲しい」
販売に向けて東京スプリングに相談してみましたが・・・
「無理です」 と即答 その理由として
ピアノ線のプリヒーティングは、部材に無駄が多く出て莫大なわコストがかかるうえに、手間も時間もかかる
8インチのアワーグラスのバネを作るために、それにかかりっきりになる必要があり、他のマットレスの製造に影響が出る
熟練工でなければ、縫製が綺麗に仕上がらない、大量生産できない
以上の理由で、仮に販売したら、恐ろしく高額となり、採算に合うような数は売れないと考える
そこで弊社・・・
儲けないことにしました 当然、最低限の管理費と運送コストは頂戴しますが
このマットレスに関しては、それ以上の利益はいただきません ホントです
納期の問題も、一括で数枚のみ製造してもらい、極々最低限度の在庫を弊社が持ち、即納に努めます (在庫が切れたら2か月かかりますが)
このマットレス、販売して世の中の人に使っていただくことに意義がある
・・・こう話したら、メーカーも利益を見直すとの回答 ただし月に10枚くらいまでにしてください
日本初・・・いや世界でも類を見ない ピアノ線のプリヒーティング
東京スプリング 8インチ アワーグラス ファントム 降臨です!!
価格は
シングル 288000円 セミダブル 325000円 ダブル 362000円 ワイドダブル 399000円 クイーン 449000円
すいません 上記価格は、あらゆるセール、キャンペーン等でも
決して下がることはありません メーカーと弊社のギリギリのご提供とご理解くださいませ
詳細、スペックについては コチラ をご覧ください ファントム紹介ページ