Ⓐ という最終実売価格10万円の商品があったとします、この商品、ノンブランドメーカーですが
高性能で高品質な商品です
これに対し、このⒶと同等性能と思われる、有名ブランドメーカ―の商品が有ります、名称をⒷ とします
Ⓑには当然ブランドバリューが含まれるので、定価は16万円と、ちょっと割高の定価設定です
普通の家具屋は定価16万円から、20%~25%くらいの値引きをします、最終価格は12万円から12万6千円と、割高です
しかし弊社新井家具ベッド館は、このメーカーを35%値引きします
すると16万円×35%引き = 10万4千円と、それでもⒶより4000円割高ですが
「たった4000円でも割高なのは嫌だ」 と考える人もいれば
「4000円の差なら、有名ブランドであるという消費者にとっての安心感」
「高い定価のものを、他より安く購入できた」
と、感じる方にとって、この4000円の価格差の評価は分かれると思います
さて問題は、これまた違う有名ブランドメーカーの商品 Ⓒ についてです
このⒸ、ⒶやⒷと同等性能どころか、明らかにそれ以下
にもかかわらず、定価設定は驚きの 20万円・・・この価値もないのに高額設定を可能にしているのは
このメーカーのブランド戦略によるものです・・・かなり狡猾な
こんなもの、たとえ半額の10万円で購入できても、割高です 性能品質低いからね
じゃあせめて35%引きで・・・しかし残念ながらそれはできません・・・いや理論上は可能なのですが、できない仕組みを
このメーカーは強固に構築しているのです ここではその仕組みについて詳しくは書きませんが
・・・かつてこのメーカーに戦いを挑んで、40%引きをつづけた家具店 「Z」 がありました、そして
決して 「Z」 に同調したわけではないのでしょうが、全国にもその家具屋「Z」 と同じような考えの家具店がいくつかあり
やはりその Ⓒ商品をはじめそのメーカーを大幅値引きして販売していたようです
しかし、その状況を危険視したメーカー側は、ある事を行います
「家具屋「Z」 に対する、徹底した弾圧」 です
大幅値引きを続ける家具屋の中で、恐らく最も規模の大きかったその「Z」・・・あそこでさえあんな弾圧を受けるのだ
うちなんて簡単にやられてしまう~ とビビりまくった他の家具店、業者は縮み上がり
牙を抜かれたトラ・・・子猫のようにメーカーに対し従順になるようになりました
そしてそれらのウチいくつかは、月日とともに倒産、廃業して姿を消していますが、何とか生き残った家具屋たちは
メーカーの顔色をうかがいながら、細々と 「商品を下げ卸していただいている」 という情けない状態ですが
そんな家具屋たちをメーカーは取引先扱いしていません・・・いずれ斬り捨てられるでしょう
・・・えっ 弾圧を受けた家具屋「Z」ですか Ⓒと決別したことで、逆に成長し続け、
元気いっぱい商売してるようですよ
性能も品質も低い、その上大幅値引きもできないメーカーⒸを攻撃しながらね
まぁ「Z」をはじめとした、大幅値引きする家具屋が無くなったことは、それをしない小売店にとっては、メーカーの言いなりに
値引きを抑えることで、大きな利益を得られるし
それによりメーカーも暴利をむさぼり、さらにブランドバリューのアップを図りさらに高額化
いわば悪い意味での相互利益関係が出来てしまっているので 悪のウインウイン
これを打破する力は、残念ながら今の小売業界には無いと思います・・・
だから消費者の皆さん、メーカーの嘘万パチの喧伝に惑わされないためにも、小売店は選びましょうね