さて「徹底検証 シモンズベッド」 も その④
いよいよ佳境に入ってまいりました
まずこれまでの三回に分けて長々と書いてきた、「他のメーカーの長所、セールスポイント」と
シモンズベッドとの比較をしてみましょう・・・・・
まずマットレスの性能の根幹を成す、バネについてです
ドリームベッド(サータ)から提供されたデータによると
日本工業規格(JIS規格)が定めたバネ素材のランクにおいて 1位の素材を使用しているのが
サータ(ドリームベッド)、東京スプリングです
またアンネルベッドは、上の2社のさらに上「ピアノ線 B種」をバネ材に使用しています
シモンズに使用されているバネ材 はJISランク 9位
まぁバネ材の品質がアップしたからと言って、すべての方に相性がピッタリというわけではないですが・・・・・・
一応デ―タとしては上記の通りです
ちなみにアンネルの国産格安 ポケットコイル シングルで28000円 のバネは JISランク 7位でした
しかしシモンズカタログをよ~く読んでみると、シモンズのバネ素材には
スプリング素材にふさわしい超硬鋼線(JIS規格ピアノ鋼線と同等)を使用しています。
とあります。
シーリーなんかもそうですが、「微量」だとか、シモンズも「スプリング素材にふさわしい硬鋼線」とか
「ピアノ線と同等」とか書かれていますが、こんな抽象的な表現ではなく
どういうところがバネ材に「ふさわしい」のか、どういうところが「ピアノ線と同等」なのか
ぜひ書いてほしいですね
そもそも「ふさわしい」って、およそある程度のレベルのメーカーで「ふさわしくない素材」を使用している
メーカーがあるのでしようか?
また例えばピアノ線 と シモンズの使用する硬鋼線 成分分析をすると炭素、ケイ素、リンなどの含有率において差がありますし
銅(CU)にいたってはピアノ線には含まれるものの、硬鋼線にはほとんど含まれません
資料によると、ピアノ線は品質の検査基準がかなり厳しく、少しでもキズがあったりすると
ピアノ線と認定されないと聞きます
この違いが「同等」なのかどうなのか? またどういう効果効能があるのかについても教えてほしいですよね
サータ、アンネルベッドのカタログや公開デ―タには、自社のバネ素材には「これこれこういう部分が優れている」
とハッキリ書いています
まあピアノ線も硬鋼線の一種であることに違いは無く
そういう意味で言えば「同等」と言えるのかもしれませんが
ハッキリさせる意味でも、データを公開してほしいものですね