一昨日、弊社の創設当時の社員 山崎 達吉さんが鬼籍に入られました 享年86歳
私の祖父の代から、7年ほど前に退職するまで祖父、父、私と三代にわたり弊社のためにつくしてくれた人でした
大酒飲みで、明るく、弊社のなかで唯一、下からの信頼、人望も厚く、もちろんお客様からのご支持も強く
退職して数年たっても 「山崎さん」 と使命来店されるお客様も少なくありませんでした
「あの人についていくのは絶対に嫌だ」 と当時のスタッフのほぼ全てが上層部を痛烈に批判・・・というより毛嫌い
でも仮に山崎さんが№2 だったなら、先代の死後弊社が 「暗黒の10年」を迎えることは無かったかもしれません
まぁそれはともかく、山崎さんは家具の修理技術や塗装の技術は
大手メーカーなどからも依頼を受けるほどの腕前、そしてその報酬は一升びん(笑)
私が他の家具店での修行を終え、新井家具に入社したさい 「修理技術を教えて下さい」 と弟子入りしましたが
半日でクビ(笑) 「お前は修理に向かん! 口で生きていけ!!」 というありがたい言葉をいただいたのを
昨日のことのように覚えています
数年前から体調を崩していましたが、こんなに早くとは・・・
一昨日の亡くなった時間帯、ちょうど定休日で私は自宅で寝ていました、なんとなく部屋に「人ならぬ気配」 を感じて
ウトウトしていると、親父と山崎さんの夢を見ました・・・
後で亡くなったと聞き、おそらくお別れを言いに会いに来てくれたのだと思います
親父にとっては主従関係を超えたいわば 「同志」 の様な関係
今頃 「遅かったなぁ~ 達っちゃん まぁイッパイやろうぜ なんてやってるかもしれません(笑)
酒の肴はズバリ、3代目つまり私の商売 いずれ私も向こうに行く時が来ますが
その時彼らに思いっきり自慢できるように、日々商道に励んでいきたいですね
安らかにお眠りください・・・・・