家具メーカーの営業マンは、土日祝ともなると、取引のある家具店に 「応援販売員」として店頭で接客する
今週こんな事件があった
あるメーカーの営業マン、一週間前に某大手家具店でこの 「応援販売員」を務めた
半日がかりで必死に接客、説明をして、100数万円のお買いもののお客様に商品を気に入っていただいた
とこが、いざご成約 段になってお客さんが 「100数万円の端数数万円を無くして、ちょうど100万円にして」
と価格交渉してこられた、しかしこの家具店、「このメーカーの値引き率は2割まで」 と決まっており
交渉に応じられなかった・・・・・ 「100万円にしてくらたら、ここで即決するけど・・・」 の言葉を残して、お客さんは帰ってしまった
半日も接客説明したメーカー営業マンの苦労は水の泡
彼は心の中で 「新井家具でなら、100万円どころか同じものが84万円で買えるのに」
しかしそんなことをお客さんに言えるわけもなく、ただ悔しい思いだけが残ったらしい・・・
そして一週間が過ぎ、メーカー営業マンの彼は、また家具店の店頭に応援販売員として立ってた・・・・・弊社 新井家具店に
すると、なんと先週に他店で接客したお客さんが、弊社に見えられたのだ
「あれ 先週○○○家具で説明してもらった人 なんでココに」
彼はお客さんにメーカーの営業マンであること、週替わりであちこちの家具店の店頭に立つことなどを明かした
ちなみに・・・他店ではメーカーの応援販売員であることは隠して、あくまでその家具店の人間である
と言うスタンスで接客対応させるが、弊社の場合、別にそのへんはフリー、名乗っても名乗らなくっても本人に任せている
・・・さて(笑) ここからのお話は大体想像ができると思うが
そう、先週○○○家具で100数万円、2割引きだった商品は、弊社で35%引きの、84万円でおもとめいただいた
お客様ご夫妻のうち、奥様が笑いながらおっしゃった
「おたくも人が悪い 先週○○○家具で、値切ったとき100数万円がどこよりも安い と断ったでしょ
ホントは新井家具さんで84万円だってこと知っていたくせに」
「・・・・・ スイマセン 立場上、それだけは言えませんでしたぁ~」
するとご主人が助け舟を
この人が100万円ちょうどにしていたら、先週買っていた 断ってくれたおかげで、今日16万円も安く買えた
・・・おそらくこのお客様は、このことを親類、知人、友人の最低3人に話すことだろう・・・
そして彼らは二度と○○○家具では買い物をしない
メーカー営業マンも人の子、一生懸命仕事しても報われないのであれば、会社の命で仕方なく大手に応援に出向いても
熱が入らず 同じ応援に立つなら、結果の出やすい新井家具へ・・・となる
確かに100万円と84万円、16万円の儲けは大きいが、そのときにボッタくりをしても、結局損しているという事に
気が付かない