いかに家具小売店の規模、販売額、知名度が強力になっても
ベッドブランドに関してだけは、どうしてもブランドの力に抗しきれない部分があります
お客様が「〇〇ベッドがほしい」 とブランド名と機種を指定されると
「そのベッドメーカーの取り扱いが無い」と家具店が言ってしまった段階で
購入、あるいはご来店いただける可能性がほぼ「ゼロ」になってしまいます
有名ベッドメーカーも、大手家具店が多数ある店舗に展示導入を約束し
交渉(圧力)を掛ければ、大抵は原価率の引き下げや、他店との価格競争が生じない
オリジナルマットレスの提供に応じますが
中には、毅然とこれらの要求をのまないベッドメーカーもあります
これがベッド以外のメーカーなら、大手家具店も交渉決裂とばかりに手を引きますが
前述のような理由から「そのベッドメーカーの扱いが無い」とは言えないので(笑)
ある超大手家具店などは、決して安くない原価率で某メーカーのベッドを仕入れていながら
採算度外視で、他の一般家具店よりもかなり安い金額で販売しています
なぜ、利益を無視してまで売るのか?
そのメーカーが安いということで、お客さんの来店を促し
そのうちの何割かを自社の勧めるベッドメーカー 〇〇〇〇〇〇〇 に変更してもらおう
という算段らしいです
それが証拠に、かなりの店舗数がありながら、ただの一台たりともそのメーカーの展示は無いそうです
つまり、この家具屋さんは出来ればこのメーカーのものは売りたくない、が本音で
いわば嫌々売っているわけですが
ここからがこの家具屋さんの凄いところ、嫌々売っていながらもその数量、金額ともに相当なもので
そのへんの、このメーカーを大切に考え、展示スペースを確保し一生懸命に説明し販売ている家具店よりも
その金額はかなり上です
お気を付け下さい家具店のオーナーの方々、ややもするとあなた方が一生懸命に説明した商品
ショールームよろしく、現物をみて説明を受けるためだけにいいように使われ
実際の購入は先の大手家具店で・・・・ということになっていませんか?
だって失礼ながら、御社の販売価格のよりも向こうのほうが安いわけですから
私だったら即返品するか、現品を出してしまいます、「ばっバカにするなぁ~」です
ところで、この大手家具店のことを、そのベッドベッドメーカーの上層部はどう見ているのでしよう?
残念ながら組織が大きくなると現場が見えないのは世の常
目に見える数字(この家具店の売り上げ) 以上に 目に見えない売り上げが無くなっているのじゃあないでしようか?
安さに引き寄せられたお客さんの何割かは、違うメーカーほへと巧みに誘導されるわけですから・・・・
そしてもっと怖いのは「ショールーム代わりにされるのはまっぴら御免」とばかりに
展示をやめてしまう家具屋もあるだろうことは想像に難くありません
「売上は会議室ではなく、現場で起きているんですよ」(笑)
「えっさっきから安い安いを連発しているけど、新井さんよりも安いのか?」 ですか?
あたりまえじゃあないですか
当店は「最低価格証明」が売りですよ(笑)