好きでも惚れたらダメ

ベッドに限らず、私は家具が好きか と尋ねられたら、「好きです」と答えます

それはビジネスとして好き、という意味ではなく、本当の意味で好きという意味です

それは伝統工芸品のような職人技で造られた家具も好きですが、造りはガタガタでも、単純に見た目がカッチョいい

古材や金属を使用したクラッシュ系の家具も好きです

20代の若いころは、家具産地である広島の府中や四国などの展示会に出かける前は、「どんな新商品があるのか

わくわくしていましたが、業界歴30年を経た今でも、各地の展示会に行く際はわくわくします

いやしくも家具のバイヤーたるもの、このワクワク感を初めから持ち合わせていなかったり

年齢とともに億劫になり、展示会に出かけるのが面倒になったら、バイヤーは辞めるべきだと思います

私はベッドの仕入れがメインで、リビング、ダイニングなどベッド以外のバイヤーは別にいるのですが

時折、ベッド以外のアイテムもつまみ食い程度ですが、仕入れたりします

自慢になってしまいますが、私が遊び心とチョッとの冒険心で、ワクワクしながら仕入れた家具アイテムは売れます

仕入れる際は、「こんなもん誰が買うんですかぁ~」 と同行したスタッフが言いますが、最後は

「社長の会社だから、どうぞご自由に」 と渋々承諾

ところが、その家具が売れるんです それも高確率で

「悔しいけど 社長の仕入れた変な家具、売れるのは事実です」 と最近は認めてくれています

当然、ビジネスとして売り筋を仕入れるのも肝心ですが、バイヤーにはぜひワクワク感を持って仕入れをしてほしいですね

そして家具を好きになること  でも家具に惚れてはダメです

商品に惚れてしまっては、冷静な判断が出来ない  この言葉の意味が分かるあなたは、一流のバイヤーの素養があるかも

今日は珍しくこのブログ、まともなこと書いてます  うだるような暑さのせい(笑)

東京関東のお客様へ

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