先日、ある家具メーカーが、これまで手をつけていなかったベッドのマットレスを販売したいが
どのようなものを作ればよいのか、意見を聞かせてほしいと弊社を訪れた
聞けば中国の工場で作る予定で、それなりによいものを作りたいとのこと
「中国製」 という段階で、弊社では積極的には販売しないがそれでもよいか と聞くと
「よい」 とのこと
さっそく知っている限りの情報を提供し
「私がもしするならば、という前提」 で、こんなマットレスを作り、こんな戦略で展開すれば絶対に売れる
という話や、その際の協力してくれそうな下請け工場、メーカーなどの情報も彼に教えた
彼も熱心にメモをとり、色々と質問してくるので、ホンの少しのはずが、話は1時間を超えた
12時をまわり、おなかも空いたのでお礼に昼食をごちそうしてくれると言うので、近くのレストランに行き
食べながら話しの続きをした
彼が 「先ほど話してくれたマットレスはどれくらいうれますかねぇ~」 と尋ねるので
「御社の知名度と販売力で、先ほど話した通りの戦略で販売すれば、必ず売れると思う」 「確信に近いものがある」
と話すと、彼は笑いながら 「じゃあなんで新井ベッド館でしないんですか」 と聞いてくるので
「我々がしたい(売りたい) マットレスとは違うから」 と答えた
彼は 「もったいない、新井ベッド館の名前を使わずに別の会社で 「それ」をやったらいいのに」
「健康食品屋のオヤジが、となりの町でタバコ屋の副業持つみたいなもの」 だからしない、と私が言うと
「そんなん、 岡〇理研 も哺乳瓶の吸い造りながら、コンドームも造ってるんだから問題ないですよ」 といって二人で大笑いした
彼のメーカーが 「それ」 をするのかしないのか、それはわからない
すればある程度の成果は上がると思う
しかしそのマットレスが形となり、売れ始め、弊社にお客様からお問い合わせがあったら
ボロカスに言って、違うマットレスに変更してもらうよ(笑)
「メシおごらんかったらよかった~」 と彼は笑った