当然のことながら、当店にはたくさんのメーカー担当の営業マンがやってきます
こんなご時世ですから、黙っていても売れていた時代と違い、みな一様に熱心に売り込みをかけてきます
でも、どうも方法というか売り込み方を間違えている人が多いように思います
出来る営業マンの特徴の一つとして「あいさつのできる人」と言うのがあります
出来ない人は、私や仕入れ担当にばかりにへコへコして、他の人は関係ないとばかりに無視
ところが出来る人は、全社員に挨拶
営業はもちろん、配送員、パートのおばちゃん、果てはウチの番犬「ミック」にまであいさつしていきます(笑)
こういう営業マンは話題も豊富で、事務の女性や掃除のおばちゃんと談笑していると
ついこちらも仕事の手を止めて、話に加わります
実際、その中から有益な情報やアイデアが得られることも決して少なくありません
出来ない人の営業スタイルを見ていると、ある種「滑稽」にすら見える時があります
むろん彼らも彼らなりにがんばってるのだと思いますが、おべっかばかりで話題も情報も提供してくれない
こんな営業マンを我々は「米ツキバッタ営業」と呼んでいます(笑)
ほらほら、今日もやってきました「米ツキバッタ」が・・・・・・・
「店長いてる?」 「〇〇さん(仕入れ担当)いてる?」 営業に来店した第一声がこの始末
接客中だったり、いないとわかると「あっそう」とばかりに踵を返して帰っていくそうです
「誰があんな営業マンの売り込む品なんか熱心に売ってやるもんか」と社員が考えるは当然だと思います
実際に販売するのは仕入れ担当だけでなく、販売員、きれいに商品を掃除してくれるのは掃除のおばちゃん
丁寧に配達してクレームを少なくするのは配送員であることをちっともわかってないみたいです
ところが「米ツキバッタ」はまだましなほうで
営業に来ることが逆に、そのメーカーにとってマイナスになるような最低の営業マンもいます
今日も、そんな営業マンがやってきました「〇○〇〇ベッド」の担当です
ハッキリ言って、商品は魅力があり、数台の展示展開を検討していたのですが、なかなか商品を導入しない原因が
このメーカーの営業担当氏にあります
人間ですから、相性や好き嫌いは誰でもあるでしょうが、仕事ですからたいていは「大人の対応」をします
これはお互いさまに言えることで、メーカー側だって私のことを嫌いな人もいるでしょう
でもこの「〇○〇〇ベッド」の彼だけは、会話をしていても不愉快さしかわいてきません
暗~い雰囲気と言葉の端々にイヤミと言うかなんというか・・・
まさに「人に嫌われる天才」とでもいうのでしょうか
物を売りこまずに人を売り込め、という営業の鉄則が最も裏目に出でいるケースで
もったいないですよ