突然ですが私、自身が使用するマットレスを買い換えました
実は今新春にマットを買い換え、そして先週その「進化発展 性能向上タイプ」が発売となったので
今年二度目の買い替えとなりました 贅沢してごめんなさい ウチのスタッフ二人も同じマットを買いました
メーカー、商品名 は東京スプリングの「アワーグラス」、そしてその「進化発展 性能向上タイプ」である
「アワーグラス アールグレイ」
アワーグラスⅠとアワーグラス アールグレイと アワーグラスⅡを検証するブログ はこちら
前々から「店長さんは何で寝ているのですか」と尋ねられることが多く
そのたびに「ウエブ上でご案内しないことを約束したうえで、某メーカーから購入したものです」とお話しし
ご興味を示されたお客様に、お電話での口頭のみのご説明で、数十枚は販売させていただいたでしょうか
このたび、インターネット上でのご紹介がめでたく解禁となり、ここにご紹介いたします
砂時計を英語で「アワグラス」と呼ぶらしいのですが、このマットレスバネの形状が変わっていて
砂時計の様な形をしています
このマットの最大のポイントは、従来には実現できなかったクッション感と体圧分散性
普通のバネは加重に対して下の図の点線のように反発力が強まって行きますが
アワグラスのバネは「青線」のようにな線を描いて反発力が変化します
つまり、「途中から硬さが変わるマットレス」 なのです
その秘密は、少し小さいですが下の写真の画期的なバネ形状にあります
上下の巻き径の大きなバネ部が柔らかく身体を受け止め、一定以上の加重が掛ると
一転、巻き径の小さな中央付近のバネが反応し、しっかりと身体を受け止めます
この特殊形状のバネが、部分部分で重さの異なる身体の各部に応じた最適な反発力へと近づかせ
横向き寝、うつぶせ寝などあらゆる寝姿勢にも対応する、正に究極の進化型ポケットコイルだと言えます
理想のクッション感とは、表面が柔らかく、ベースがしっかりとしている
あえて表現するならば、「ふわぁ~・・・ググッ!」 という感じでしょうか(笑)
このクッション感を実現するために、あるメーカーはベースにスプリングを配し
その上に柔らかな詰め物を多用することで、この「ふわぁ~・・・ググッ!!」を表現し
またあるメーカーは、硬いバネの上に柔らかいバネを重ねることで表現しようとしました
ただこの方法では不十分な上に短所も多いのが現状です
しかし「アワグラス」は一つのバネが複数の働きをすることで、「ふわぁ~・・・ググッ!!」を
表現しています
この画期的なスプリングは、全米最大のスプリングメーカー「ラゲット&プラット社」が開発
東京スプリングが同社の許可をえて、日本国内生産
スイス スプ―ル社の最新式ポケットコイルマシンでのみ製造可能で、現在日本国内にはマシンが一台しかありません
東京スプリング社では、このマシンを他のマットレスの製造にも使用していたため
これまでアワグラスの大量生産ができず、そのためウエブ上での紹介を控えていたというわけです
ただでさえ納期がかかるのに、爆発的に売れれば大変なご迷惑をお客様におかけしますからね
しかし控えめに販売していたにもかかわらず 徐々に販売枚数も伸び
とりあえずの増産体制も整ったことから、ここに発表いたします
現状で望みうる最高の技術を結集したマットレス 「アワグラス」
このマットレスが発売されるという情報をかなり前から入手していた私は、発売を待ち焦がれていました
そして昨年末に発売されるや否や、現物を見る前に購入し使用していましたが
このたび「進化発展型」の完成に伴い
さらに買い換えたのでした 旧型は若手スタッフが欲しいというのであげちゃいました
サイズは
シングル 97x195x30cm
セミダブル 120x195x30cm
ダブル 140x195x30cm
ワイドダブル 152x195x30cm
クイーン 160x195x30cm
「新型」のアワーグラス ア―ルグレイは生地とキルティングに秘密があります
旧型にも使用されている「体感温度を調節する生地」
その機能をさらに高めたドイツの「ボデット&ホースト社」の高級生地を使用
また写真で比べていただければ一目瞭然
キルティング方法が違いますよね
新型のア―ルグレイのキルティング方法は非常に手間のかかる加工方法なのですが
フラット面が増えることにより、アワーグラスのバネの特性を最大限に生かすキルティングです
通常のキルティングはマットの両サイドの部分(パイピンと言います)でピン! と張って
生地を固定してしまうのですが、ア―ルグレイは余裕を持って側面部まで一体の詰め物と生地で
巻きこむため、バネが押さえつけられずアワーグラスのバネが生きてくるわけです
またエッジ部分のソフト感がますため、マットレスの有効使用面積も増えるというメリットかあります
あっ そうそうもう一つ
他メーカーのボケッコイルマシンにはマネすることができない、もう一つの特徴
それは「プリヒーティング加工」
この加工もシュプール社の最新ポケットマシンでしかできない高等技術の一つ
ベッド用バネは耐久性を持たせるため「焼き入れ」を施します
普通は線材をグルグルとバネの形に成形した後、「焼き入れ」を施すのですが
この方法だと残念ながら「焼きムラ」がどうしても出来てしまいます
しかしプリヒーティング加工は、「バネの成型を行いながら同時に焼き入れを完了する」
この加工を行うことで、均一に焼き入れの入ったスプリングは、応力、耐久性が大幅アップ
より滑らかに身体を支えてくれます
まだまだあるのですが、このマットレスについて喋れと言われれば、私ず~と喋っていると思います
とにかく現時点で理論的に最も優れたマットレスだといえますね
価格等については例によって、お手数ですが弊社までお問い合わせくださいませ