値上するメーカーは悪か?

材料費、運賃のメチャメチャな高騰で、値上げを検討しているベッドメーカーは多いと思います

皆さんにお尋ねしたいのですが、「値上をするメーカー」 と 「値上げしないメーカー」 そのどちらを支持しますか

そうお尋ねすると、大半の方は 「当然、値上げをしない方」 という回答だと思います

普通に考えればそうですが、実はそうとも言い切れないのです

材料コストが値上り、物流運賃が上がる、と言うのは、各メーカー対して、どこにも起こる事態で、特定のメーカーだけに降りかかる

話ではありません

では、これを避け、値上げを回避する方法は  AとBの二つ

A 一つは 「我慢する」  いわゆる企業努力で、利益を削って値上したいのを我慢する (もうすでに我慢の限界だとおもいます)

B 材の品質を落として、材料コストを落として、値上げを回避する・・・ 例えると、スーパーがコロッケの価格を、
  100円のまま据え置き、サイズを小さくするようなものですね

実は、この悪意のB案を行うのは、以前よりかなり簡単に行えるようになった、その事をご存知ですか

すでに何度かブログに書いていますが

マットレスに添付してある、内容品質表示 

以前は消費者がそれを見て、判断基準としていましたが、現在は何一つ大事なことは書かれなくなりました

これは 「全日本ベッド工業会」 全体で決定し、実施されたこと

うがった見方をすれば  いかに品質コストを落とそうとも、消費者にはバレなくなった

冒頭でお聞きしたように、「値上げをしない = 良心的なメーカー」 と考とらえる消費者が多い

先ほどのAB案の、Bを実施しているメーカーは、実は我慢の限界に達しており

有名ブランドが値上げするのを心待ちにしています、それを待って自社も値上げ、その事で値上げのバッドイメージを

出来るだけ避けたい と考えています

ところが、有名ブランドメーカーが、仮にB案を選択して、「悪意の値上げ回避」 を行ったとしたら

・・・・・・・・正直者がバカを見る    

私が最も恐れるのは、正直者がバカを見たメーカーが、「な~んだズルをするほうが、楽して儲けられ、しかも消費者に受けが良いじゃないか」

とA案、もしくは値上から、悪意のB案に切り替えないか  という事です

そうなれば、ベッド業界・・・・・・もう終わりです    目を光らせていたいと思います

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