ベッド専門館である当店は、年間かなりの数のマットレスを販売します
時折、そのメーカー別、サイズ別などの割合や、時期による単価の移ろいなどを分析してみたりします
ふと思ったのですが、あるマットレスの販売数が極端に少ないのです
それは「中国製マットレス」です
販売総数の0・5%以下の枚数でしかありません
その販売先も、学生寮や外国人バックパッカ―相手の安宿、モデルルームのディスプレイ用など
性能よりもコスト重視の場合に販売することが多く、一般のお客様にはほとんど販売していません
理由はなぜか・・・
簡単です私が嫌いだからです(笑)
あくまで私の個人的偏見で、中には良い者がある?・・・のかもしれません?が・・・・・
たまたま私が中身を切り裂いてみたマットレスが、たまたまそうだったのかもしれませんが
例えば新品を切り裂いてみたら、ポケットコイルの袋からバネが幾つか飛び出していたり
ボケットコイルの幾つか袋の中にバネが入っていないまま、縫製されたマットレス(たぶん確信犯)
中から針金が飛び出していたり、バネ数が表示と違っていた
中には独立式ポケットコイルなのに、隣接するバネ同士を連結している意味不明なものまで
結構笑わせてくれるものが数多くありました
また、中国は電圧が安定せず(特に地方) 、製造上の重要な工程である「バネの焼き入れ」に
バラつきがある物もある、と聞いたことがあります
ベッド以外でも、例えば新作発表の展示会で見たダイニングチェアーの座面の張り生地などが
しばらくして当店に届いたものとは、「全くの別物」であったりすることも何度かありました
考えてみて下さい、目に見えるイスの張り生地などを、しら~っと違うものを送りつけて平気なのですから
目に見えないマットレス内部など、推して知るべしです
もちろん、真面目なメーカーもたくさんあるのでしょうが、私たちにも判別、判断が難しく
結果として、「あまり販売したくない」という結論に達したわけです
ですからいくら法の上では許されるのかもしれませんが、中国のバネのユニットを輸入し、国内で縫製、合体したものを、「日本製」とやたらアピールして販売するようなことは断じてやりたくありません
以前のブログで、そのことについて触れた後、お客様から「スパリ、あれはどこで売っているマットレス・・・ ナノ?」や
「わたしが他店や他のネット店で買った、あるいは買う予定のマットレスは大丈夫・・・・ナノ?」(笑)(笑)(笑)
などのお問い合わせが多数あり、中には「あれは〇〇〇〇〇ポケットコイルのこと・・・ナノ?」 と固有名詞で
質問をいただいたこともありました
やはり書かれているスペックの割に価格が安いですから、ベッドを探されているお客様も
ご興味をお持ちになる方も多いのでしょう・・・
でも、いくら調べても問い合わせてもダメです、「完成品は日本製」と言われるのが落ちですから
中国産の食材、中国米のシャリ、中国人の板前さんが作ったお寿司を
いくら国内のお寿司屋さんで食べさせてくれるとしても、それははたして江戸前ずし、と呼んでいいのでしょうか?
大いに疑問ナノ・・・じゃなかった疑問なのです(笑)