今日の若いもんは・・・

「今日の若いもんは、本当に・・・・」  このセリフ

年長者が若年層に対してよく吐く言葉ですね

私も昔よく言われました(笑)

しかしなんと古代ローマの古い石板に(だったかな?)も、今日の若いもんは・・・ と書かれているらしいですから

面白いですよね

先日、ある家具店の社長さんと世間話をしていて、先のセリフを聞きました

「今日の若いもんは・・・」 

どういうことかと聞くと、おかげさんで会社は残業するほど上手くまわっている

しかしがんばって遅くまで残って仕事を続けるスタッフもいれば、それに引きずられるがごとく

先に帰るのもなんとなく気が引けるのか、ダラダラと会社に居残るものが数名・・・・・

何かしらの仕事をしながら遅くまで残業してくれるのならまだしも

ダラダラと携帯をいじったり、無駄話をしたり

就業時間を過ぎても頑張っている他のスタッフに対して申し訳なく、士気にもかかわると社長は考え

ある日のこと朝礼でこう言ったそうです

「就業時間を過ぎて仕事が無いものは、速やかに帰りなさい」

「会社に残るのならば、何かしらの仕事をするようにしなさい」

もちろん社長は嫌味の意味も込めて言ったらしいのですが

なんと翌日から免罪符を与えられたかのように、そそくさと帰宅するようになったのが

携帯いじくりダラダラ居残りスタッフのみだったらしく

今日の若いもんは、言葉の意味を都合のいいようにしか解釈しないのか

と、憤慨されていました

しかし相変わらず頑張る者は頑張ってくれているらしく

それを聞いた私はこう答えました

それが「若いもん」で羨ましいですね

「若いもん」だったらこれからいくらでも修正、教育ができるじゃあないですか

「若いもん」・・・ならね

燃える社員もいれば、燃えない社員もいる

燃えない社員は邪魔だから、目ざわりだからと切り捨ててしまえば、また新たに残ったものの中から

燃えない社員が出てくる

私自身この一年ほどで色々と経験させてもらいました

武田信玄の言葉に 「渋柿は渋柿として使え」 とありますが

信玄公ほど、人心を掌握する術を持たない私や先の社長には

渋柿の良さ、渋柿にしかない良さを引き出して使うようなことは逆立ちしても無理で

せいぜいできるのは、燃えない社員の指定席を設けて固定化し

その分、他のスタッフを鼓舞するぐらいがせいぜいかも

しかしそれも実は渋柿の使い方かもしれませんね

そう言ったスタッフを生み出さないためにも、自分も信玄の様な器の人間になりたいものです

1000年かかるかも です(笑)

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