ベッドメーカーをいくつかの種類に分類すると
悪い順番に
① 品質の悪いものを、良いものと偽り高く売るメーカー
② ごく普通のものを、さも凄く良いものであるかのように、ブランドイメージで高く売るメーカー
③ 品質の悪いものを、安く売るメーカー
④ 良い品質のものを、高く売るメーカー
⑤ 品質の良いものを、安く売るメーカー
② の〇〇○〇ベッド「S社」の様なメーカーのことは、これまで散々に書いてきましたので、ここでは触れません
ああ、〇〇〇〇ベッドもそうでした(笑)
④は②のメーカーを除く、ほぼ全てのブランドメーカーのことですね
③はハッキリ言って我々にとってはどうでもいいです、「ベッドみたいなもの」 ですから(笑)
今回は極悪 ①の 「品質の悪いものを、良いものと偽り高く売るメーカー」 について書いてみたいです
と言っても、弊社店頭にカットサンプルとして現物公開している
愚かで、乱れた、痛いメーカーのマットレスのことではなくて(笑) それはもう 「関わり合いになりたくない」ですからね
それは私も一時、騙されかけたメーカーのマットレスについてです
これまで、そのことについてあまりブログで深く書かなかったのは
限りなくクロに近いグレーで 確信が無かったらです
「安いけれど、凄く品質管理された良い品」 を声高に謳うそのメーカー
メーカーに行き、商品について質問すると、「ペラペラペラペラ」 いくらでも、また聞いていないことまで説明してくれます
そのメーカーの人間が、他の家具店のバイヤーさんにペラペラと専門用語をつかって説明している光景を何度か見ましたが
おそらく、その話の半分も意味を理解していないはずです はたで見ていると良く分かります
だって 「ふんふん」 と聞いているけど、視線が泳いでいますから(笑) しったかぶりして聞いているだけです
多分、これで圧倒されて 「よくわからないけど、安くていいものなのだ」 と納得して展示導入してしまうのでしょうか
何年か前、私もペラペラと説明を受けた際に、初めて聞く話や聞いたことがある話し、色々と聞きました
私もベッドの専門家の端くれですから、多少は他の家具店より知識はありますから
説明を一方的に聞くだけでなく、少々突っ込んだ質問をいくつかすると
少し先方の話し方に変化が・・・・・・そして先ほど違う家具店さんにしていた説明内容と若干二ュワンスが変化したような気がしました
ひょっとすると、「こいつ、ちょっとはベッドのことを知っている」 と警戒したのかもしれません
しかん、取引もないのに 「それホントですか」 「じゃあこの場で、マットレス切り裂いて中を見せて下さい」
というわけにもいかず(笑)
取引寸前まで話は進みましたが、なんとなく嫌な予感がするような、しないような・・・・・
結局は取引契約をしませんでした
そけから数年が経過、弊社もチョッとは業界で名前が売れだしました
そしてそのメーカーもそれなりに業績を伸ばし、時々店頭でもお客様の口からメーカー名が出るようになりました
スタッフ達が、とりあえず取引口座だけでも作っておきましょう、と盛んに私にすすめるので
私はようやく重い腰を上げて、数名のスタッフとともにメーカーに出向きました
メーカーとの商談、交渉はスタッフ達にまかせて私は別行動、メーカーショールームの人のいないところへと移動
というのは、そこのマットレスに 「あること」 を試してみたかったからです
最初にメーカーショールームを訪れてから数年、私もかなり勉強し 「品質の良くないマットレスを、ある程度外から見破る方法」
というのを編み出しました 編み出したというとオ―バ―ですね、ごく簡単な方法です
・・・・・・・・・試してみると、やっぱりです 「低価格 高品質」を声高に謳えるほど良いものではありませんでした
もう、そのことだけを確認すると、私のこのメーカーへの用事は済みました(笑)
他のスタッフ達と帰ろうとすると、対応してくれたメーカーの人が、専務だか社長だかなんだか忘れましたが
とにかくメーカーの偉い人に紹介したいと言ってきました
私はどうでもいい、と考えていましたが、まぁ挨拶くらいならば・・・顔を合わせましたが
「新井家具ベッド館 の新井です」 と頭を下げると、向こうさんは何とも言えない冷たぁ~い表情で
「あぁ、よろしく」 と物帳面
現場では、向こうの営業とウチのスタッフとの間では、結構前向きに取引開始に向けての話が進んだ様ですが
それから、かなりの時間が経過しましたが、そのメーカーからの連絡はありません(笑)
多分、上層部から 「新井ベッドと取引したら、マット現物カット公開して、近隣の売り上げが下がる」
とストップが掛ったのでしょう
だとしたら、ナイスな経営判断です
先日、ウチの配送がここのマットレスを古家具処分で引き取ってきましたが
中身はそりゃあ酷いもんでしたよ 疑惑が確信に変わりました
買っちゃあダメですよ、お客様