こんにちは 新井家具ベッド館 木下 です
今回も『サータ』スプリングの秘密?についてご紹介していきます
『サータ』さん以外、スプリングを持って来てくれないので・・・
贔屓している訳じゃないですよ
サータマットレスのスプリングには2種類以上の太さのコイルを配置し
スプリングの太さ【線形】を変える事で、腰や臀部を絶妙に補強しています
『シモンズベッド』『日本ベッド』などポケットコイルメーカーさんはなぜゾーン分けをしないのか
色々と調べてみたら、ドリームベッド【サータ社 ライセンス製造メーカー】さんが特許を取られていました
線材の異なるスプリングを、コンピューター制御で一括して製造出来る素晴らしマシンです
【特許登録第3825027号 特許取得済み】
今では部分的に硬さを変えているメーカーさんが増えましたが、
ゾーン分けはベッドメーカーでは『サータ』が先駆けて製造されています
サータが特許を持っているのに何故他社もゾーン分けが出来るのか?
サータマットレスは出来上がったポケットコイルを
縦一列に並べ、順番に左右を圧着しマットレスを完成させます
他メーカーはブロックごとに分けたり、列を途中でつなぎ合わせたり
配列【平行配列】【交互配列】で硬さを変えているメーカーもあります
スプリングの巻き数で硬さを変えれるメーカーは少ないですが
詰め物【ウレタン】だけを変えているメーカーさんもあります
他にも方法があるかと思いますが、
日本の特許?なので同じ作りの場合はスプリングは海外製?
何もしないのが一番つくるのが楽ですが、
メーカーさんごとに工夫し手間をかけ、ゾーン分けを作り出しています
当店はマットレスの実物を実際にカットし中身を公開しているので
パッとみるとスプリグが並んでいるだけですが、じっくり中を見るとメーカーによって色んな違いがあります
【シモンズ ゴールデンバリュー】 上下【連結】 左右【圧着】
【東京スプリング SAKAE6.5 ソフト】 上下【連結】 左右【圧着】
【アンネル スタープラチナシグマ】 上下【圧着】 左右【連結】
ちなみに日本ベッド【シルキーポケット】は 上下【連結】 左右は連結なしでした
スプリングをギッシリ詰め込んでいるので、連結する必要が無いのかな?
その代わり、ポケットコイル上部を不織布で部分的に止めています
部分的にスプリングを変えると、並べる時が大変そうですが
良い物を作るには手間をかけないと出来ないって事ですね