ボンクラ息子

家具屋の息子、私もそうですがそれなりの規模の会社なら生まれたときから、「〇〇家具の跡取り」 という

本人にとっては誠にありがたくない称号をいただきます

特に私の場合など、大阪の立花通りという家具専門店の立ち並ぶ商店街で育ちましたから、学校にも同業者の息子

あるいは従業員の息子が先輩、後輩として在籍しており

これがなにかと比較の的にされました、「どこどこ家具のなになにちゃんは勉強が良くできる」 「よくできた息子さん」  

耳が痛い   現在の枚方家具団地も家具店が通りに19店ありますが

当時の大阪西区の立花通りは店舗兼住いのところが多かったので、近所付き合いもより濃密で

親父同志はある程度仲良く付き合っていたようですが、その奥さま連中はライバル心むき出し

特にライバル関係にあり、商売で負けている方は子供の成績や進学する学校で張り合うという感じで

もちろん私はアホで勉強嫌いでしたし、素行も決していい方ではありませんでしたから

ウチのオカンはさぞかし肩身の狭い思いをしたはずです

と言うわけで、そんな環境で育つと、ボンクラはボンクラなりに 「人に馬鹿にされないように」 「後ろ指を指されないように」

という最低限度の心構えができるものです・・・・・・まぁ人が見ていない完全プライベート時は相変わらずクズな私ですが(笑)

ここ最近、そんな家具屋の息子たち数人に会う機会がありました

一人はさわやかな若者、まだまだ経験も浅いですが、なんとなくやってくれそうな雰囲気を感じました

ご祝儀も兼ねて新規展示商品を彼に依頼しました  ガンバってや~! 4代目!!

後の二人はボンクラ息子  

アポイントを取って行ったのに、資料すらも用意しておらず、質問してもフニャフニャの回答しかかえってきません

しかも私も含め、行ったスタッフの大半が初対面なのに、とうとう最後まで名刺交換はありませんでした

社内の雰囲気も暗く、活気がない こんな後継者ならヤル気が起きないのでしょうか?

ある程度の時間を割いて滞在する予定でしたが、私fそそくさと車に乗り込み 「もう帰るぞ~!」 皆に号令しました

・・・そしてもう一人のボンクラ息子は・・・まぁ息子と言うより・・・まぁいいでしょう、もうどうでもいいです

最初のボンクラの方はまだ年齢も若いので、これから化けるかもしれませんね

私が彼くらいの時は、ボンクラどころか人間の屑でしたからね

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