よくお客様や同業者のみなさんからも 「新井さんくらいになれば、マットレスにちょっと寝転んだだけで
そのマットが良いか悪いかがわかるんじゃあないですか」と聞かれます
・・・とんでもありません、ちょっと数分寝転んだだけ(いや一晩やそこら) で良い悪いを判断することは
プロの我々でも残念ながら出来ません、わかるのはただ「感触」に過ぎません
正確な判断は、内部の部材、工法などなど色々な面から判断し
メーカー提供の「データ」だって鵜呑みにするわけにはいきません(笑)
都合の悪いことは書いていなかったり、中には堂々と資料ににウソを書いている有名ブランドもあります(怒)・・・ホントです
有名ブランドなのですが、自社のマットレスは他社が用いる「ある安直な方法」を取っていない
だから良いのです・・・・・とありますが
実はこの記述、大ウソです!!
一般の消費者も店頭などで目にされる資料にそう書いてあります
ここまで堂々とウソを書かれると、怒りを通り越してあきれてしまいます
ではなぜそのことが我々にはわかったのか?
それは 「現物を切り裂いて中みたから」です
そこまでしなければ、プロの我々にだって本当の「良し悪し」は判断できません
我々であってもそうなのだから、失礼ながら一般消費者が少し寝転んでみただけでわかるはずかありません
ましてや販売する側も、口はばったいですが当店のように掘り下げて研究販売している
専門店が他にどれくらいあるのでしよう?
よくメーカーの展示会などで他店のパイヤ―が、我々から見ると最悪のマットレス(しかも意味なく高額)に座り
「このマット感触ええやん、展示したら売れると思う」・・・と言っているのを目にするとゾッとします
こんなもん売りつけられるお客さんがかわいそうに思ってしまいます、
そうなんです、仕入れて販売する側も「数分の感触」でマットレスの良し悪しを判断して販売しているんです
・・・・・と言うことは、「数年~十数年に及ぶ快適性能なんて売り場でわかるはずもない、ましてやそこまでの商品知識を持つ専門店も少ない、そんな本当のプロにしかわからないマットをコストを掛けて開発するのなら、売り場での数分間、なんとなく気持ち良いと感じさせる素人受けするマットを作り、利益を取って販売する方が得策」 と考えるメーカーがあってもおかしくないですよね
中身の見えず、価値基準が判断しにくいマットレスなどは、ブランドイメージさえ構築してしまえば
「逆に高いほうが売れる」という現象すらおきます
前にもこのブログで少し書いたお話ですが
同じ内部構造の二枚のマットレスの一方にに数百円程度の「綿」を入れ、豪華そうな表面生地(実は見た目だけで、安価で弱い生地)
を側生地に使用しただけで、5万円の価格差で販売しているマットレスがあります
このマットレスなど、上に書いた「数分間の感触の良さ」の最たるもので
このメーカーのブランドイメージ戦略の巧妙さから 「凄い差があってこの感触が生まれていのだ、五万円の価格
差は当然」と考える方が多いのも事実です
でも、そういった方々にご来店いただいた際
この二枚のマットレスの現物の中身をお見せした後、目を丸くして
「本当にこれだけの違いで五万円も違うの? ボッタくりですね」 とおっしゃる方がほとんどなのもまた事実です
本当は上に書いたようなことを実名でホームページに書きたいくらいです、ですがさすがにそれは出来ません
ブログに書く表現も上記の様なオブラートに包んだものが限界です
でも店頭でなら現物カットのサンプルをはじめ、ここでは公開できない真実のデータに基づき
「本物」をご案内することが可能です
出来るだけご来店をいただけますよう、この場を借りてお願いいたします
我々は「本物」だけを売りたいんです
綺麗事だけを言うつもりをありません、商売上そうではないマットレスを販売してしまうこともあります
でも店頭においては最大限の努力で「本物」をオススメ出来ますが
どうしてもメールの文章や、ネットの表現、ご案内では限界があります
ご来店が難しい距離にお住まいのお客様には、お電話にても可能な限りご説明申し上げます