お客様がマットを選ぶ際に、自らが寝るマットレスはこれだ! と決定する動機は何でしよう?
一言で言うと「感触」です
失礼な言い方かもしれませんが、専門知識を持たないお客様が、ベッド売り場で数分あるいはホテルで一晩や二晩寝てみて良かったと感じたからと言って
本当にそれがお客さまにとって長期にわたり「良いもの」かどうかを判別することは事実上「不可能」です
「良い」と感じたのはあくまでも「感触」が良かった、にすぎず
本当の性能がわかるのは最低でも数週間かかるといわれています
一時流行ったテレビ番組で、我こそは「一流」や「食通」を公言している芸能人に
ワインや食肉の味や、果てにはバイオリンの音色までを判定させ、1000円のワインを
何十万円もするワインの味だと判定する芸能人の上げ足を取るってのがありましたが
普段から、一般人よりも良いものを口にしたり触れる機会の多い有名人でも
結局は素人考えの「感触」や「感覚」で判断すると間違えるという典型ですよね
でも修行を積んだワインソムリエや、一流のバイオリニストが判断するとピタリと言い当てる。
ことマットレスに関しては、我々ベッド館のスタッフもこれに近いことができます
しかしワインソムリエのような資格も権威も何もありません(笑)
経験と知識に基づいて「お客様にはこのマットレスがよろしいかと・・・」と申し上げても
結局、判断されるのはお客様のその場の「感触」です(笑)
例えそのご判断がお間違いになられていたとしても、我々にはなすすべもありません
まあ100%我々が正しいとは言いませんし、ご自分で選択したというのも健康安眠の重要素かもしれません
がしかし、せめてベッドソムリエのような、ある程度権威のある資格が存在すれば、だいぶ話が違ってくると思います
全日本ベッド工業会の関係者の方々、どうでしょうか? ベッドソムリエの資格試験なんてのを企画していただけませんか?
なんでしたら我々で試験問題や試験項目の監修のお手伝いをさせていただいてもいいですよ
ご検討よろしくお願いいたします